2009年 1月 27日
高速道路値下げでフェリーやバス会社は
定額給付金や高速道路の料金値下げを盛り込んだ、国の今年度の第2次補正予算が27日可決しました。瀬戸大橋の通行料金は上限が1000円となりますが通行料金の値下げは岡山・香川にとって大きな恩恵をもたらす一方、競合するフェリーやバス会社は危機感を募らせています。高松市の国道フェリーは高松港と宇野港を結ぶ普通車のフェリー料金が片道2900円で、瀬戸大橋の通行料金より安いことがセールスポイントでした。しかし今回の補正予算で立場が逆転し、運賃値下げなどを含めた対策の検討を始めました。すでに去年9月からの瀬戸大橋の通行料金の割り引きで割り引き時間の利用客が約2割減っています。このままでは太刀打ちできないと旅客船の協会を通じて国に公的支援を求める要望を続けています。一方、高速バスを運行する高松市の旅行会社は、関西方面へのレジャー客の減少を懸念しています。今後、高速道路の利用状況を見ながら、運行自体の見直しを考えるとしています。瀬戸大橋や高速道路の料金値下げが、地域にどれだけの経済効果と影響を及ぼすのか。値下げは春以降になる見通しです。

倉敷市 公用車50台三菱車に買い換え
倉敷市は27日、経済・雇用対策として公用車50台を三菱自動車製の新車に買い換えると発表しました。27日開かれた倉敷市の緊急経済・雇用対策会議で伊東市長が明らかにしたものです。販売不振で厳しい状況が続く倉敷市の三菱自動車水島製作所を支援するため、1993年以前に購入した軽自動車など50台の公用車を三菱自動車製の新車に買い換えるということです。予算は5000万円で補正予算案として来月上旬の臨時市議会に提出されます。また倉敷市は水島製作所で製作する予定の電気自動車を購入することも検討しているということです。

派遣切り外国人労働者が組合加入
倉敷市の自動車関連工場から解雇を言い渡された日系ブラジル人などの派遣労働者が、27日、労働組合に加入し、雇用の継続を求めて会社側と団体交渉を行うことになりました。倉敷市で行われた集会には日系ブラジル人などの派遣労働者、10数人が出席し、県労会議・岡山県労働組合会議への加入が決まりました。参加者はいずれも今月から来月にかけて倉敷市の自動車関連工場を解雇されることが決まっています。このあと一行は、勤務先の工場に対し、今後も派遣労働者を雇用し続けることなどを要求しました。組合側は、今月31日までに文書で回答することと、来月3日に団体交渉を行うことを要求し、会社側は「検討する」と答えたと言うことです。県労会議によると外国人の派遣労働者が組合に加入する例は、全国的にもまだ少ないと言うことです。

教員の分限免職取消し訴訟判決
指導力が足りないとして、岡山県教育委員会から分限免職処分を受けた岡山市の男性教諭が、処分の取消しを求めた裁判で、岡山地方裁判所は27日、処分を取り消す判決を言い渡しました。訴えていたのは岡山市の公立中学校の50歳の男性教諭です。この教諭は理科の実験での安全配慮や指導力が不十分として3年前、岡山県教委から不適格な公務員を処分する分限免職処分を受けていました。訴えでは処分は、教員として指導力不足としただけで公務員として不適格という理由は示されていないなどとして処分の取り消しを求めていました。27日、岡山地方裁判所で開かれた裁判で近下秀明裁判長は「県教委は男性の教師としての指導力不足しか議論せず、男性の公務員としての適格性について、検討していない」として分限免職処分を取り消す判決を言い渡しました。一方、県教委は「主張が認められずきわめて残念である。控訴については今後検討していきたい」とコメントしています。

石井知事が周産期医療現場を視察
妊婦の救急受け入れ拒否などで問題となっている周産期医療の現場を27日、岡山県の石井知事が視察し、医師不足などの問題について意見交換しました。石井知事が訪れたのは岡山市の岡山医療センターで産婦人科の医師や看護師など12人と意見を交わしました。周産期医療は妊娠満22週以降の妊婦や生後1週間未満の新生児に対する医療のことです。去年10月、東京で8つの病院から救急の受け入れを断られ、妊婦が死亡するなど、そのあり方が問題となっています。意見交換で医師たちは「患者の数に対して医師の人数が少なすぎる」と石井知事に訴えました。岡山県では産婦人科医の数が出生数1000人あたり9.7人と全国平均は上回っていますが、連続40時間以上の勤務など厳しい状況にあります。

地盤沈下の原因究明調査委員会
岡山市万倍で発生した地盤沈下の原因究明を目的とした調査委員会が27日設置され、現地視察が行われました。初会合には岡山市下水道局の職員のほか、岡山大学や国土交通省の専門家など10人が出席し、岡山市から地盤沈下の現状が報告されました。その後、委員らは早速、現場を訪れ、陥没したマンホールやひびの入った道路など見て回りました。岡山市万倍の地盤沈下は、最も被害の激しい所では約30センチの沈下が確認されるなど直径30メートルの範囲に及んでいます。県道の地下10メートルに埋められた下水管に亀裂が見つかっており、そこから地下水や土砂が流入したのが原因と見られています。委員会では遅くとも今年度中に、原因究明と再発防止対策を報告書にまとめることにしています。

一足早い春の味覚  葉ワサビ収穫はじまる
シャキシャキとした歯ごたえとツーンとくる辛さが特徴です。一足早い春の味覚、葉ワサビの収穫が岡山県鏡野町で始まりました。鏡野町では葉ワサビを町の特産品にしようと2000年から畑でワサビの栽培に取り組んでいます。奥津地区の温室では去年秋にまいた種が茎を伸ばし青々とした葉を付けています。気温が20度前後に保たれた温室は春を思わせる暖かさでワサビの葉を丁寧に摘み取っていきました。葉ワサビの収穫は3月下旬まで続き一足早い春の味覚としてしょう油漬や粕漬け、巻き寿司に加工され、奥津地区の道の駅などで販売されます。