いのはなトンネル  ランドセル地蔵 空襲の爪跡

東京大空襲・戦災資料センター

  政府が東京大空襲の記録を残すことに力を入れないため、被災に遭遇した本人や家族の方々が主に市民が私費を出し合い作ったセンターです。

 

 

 まずは東京大空襲・戦災資料センターの建物です。土地は有志の方が無料で提供してもらい寄付金で建物を建てたそうです。

 1階が受付と図書室、2階が会議室、3階が資料展示室になっており、左隣の平屋がスタッフの事務所になっています。

  受付では入場料とは言わず。子供は無料。協力金という名目で大人300円を徴収しています。お寺で言うお布施のようなものです。

 

2階の会議室

  受付が終わると最初にNHK特集として放送された東京大空襲のビデオを見せてくれます。時間がある人は是非見てくださいとスタップの方が薦めてくれました。

会議室の背面に展示されたピアノ。

 幸いにも不発だった焼夷弾が屋根をぶち破って落ちてピアノの淵をそぎ取った物です。鍵盤を叩くとちゃんと音が出ました。

3階の資料展示室

地中より掘り起こされた焼夷弾と電波妨害のアルミ箔

空襲の火災で溶けた瀬戸物やガラス。

火災のすごさを物語っています。

金属が不足したため瀬戸物で造られた手榴弾と地雷

資料センターに寄稿された東京大空襲体験話の原稿。

それぞれ小冊子に編集されています。

体験者された人が当時の状況を絵に描き残しました。

テレビや雑誌などに紹介されています。

図書室

私らが子供の頃、よく見かけたコンクリート製の防火用水

よくボウフラのが沸いていました。

江東区の主婦たちが建立した母子像「戦火の下で」

原爆や空襲体験を学んだ東京の中高生が募金を募って作った「世界の子供の平和像」

帰りに振り返ってみた「東京大空襲・戦災資料センター」

看板がなければ、民家か中小企業の建物と区別がつきません。

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