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プロボクシング前WBA世界フライ級王者・坂田健史(28)=協栄=の現役続行が27日までに決まった。26日に金平桂一郎会長、大竹重幸トレーナーに再起の意向を伝えた。この日から東京・新大久保の同ジムで練習を再開。再起戦は4月にも行いたい意向で「少しでも可能性があるならまた世界を目指す決断をしました」と出直しを誓った。
約1か月、考え抜いた末に出した結論が現役続行だった。昨年大みそかに現王者のデンカオセーン・シンワンチャー(タイ)にプロ人生初の2回KO負け。引退ももちろん頭をよぎった。だが「試合から1週間くらいして悔しさが込み上げてきた。すべてを出し切って負けたならいいが、このままでいいのかと思った」と再起を決意した。
フライ級を維持するのか、1階級上のスーパーフライ級に上げるかは現状では未定。減量がきつくなってきているのも確かで金平会長は「話し合って決めたい」と結論を保留した。4度目の世界挑戦で王座を獲得した苦労人は現王者へのリベンジと2階級制覇の両方を見据えながら、再び戦いの場へと歩を進めた。
(2009年1月28日06時01分 スポーツ報知)