W杯女子モーグル第2戦で優勝し、地元メディアのインタビューに答える上村愛子=24日、モンガブリエル(共同) 上村、リーダーとして強い意欲 里谷のW杯復帰でフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(北野建設)に、リーダーとしての強い自覚が芽生えている。長野五輪を制した里谷多英(フジテレビ)のワールドカップ(W杯)復帰が決まったが、日本チームの中で「自分がみんなを引っ張っていかないといけない」と意欲的だ。 一緒に出場した3度の五輪のうち、2度メダルを獲得した里谷のことを尊敬するが、強い口調はチームメートへの責任感からだ。遠征メンバーは男女合わせて1つのチームとして世界を転戦する。「チームの人が代わることには、心の準備が必要」ととらえた。 24日にカナダのモンガブリエルで行われたW杯第2戦のハイレベルな戦いを制した。福島県猪苗代町で3月に開催される世界選手権、そしてバンクーバー五輪と大きな目標がある。第一人者となった自負もあるだろう。 「昔はただ、この人を見て頑張れるという、いい先輩と後輩の仲だった」が、今は違う。「自分が強く、速いね、と言われるような滑りを絶対にしていかなくちゃいけないと思う」と話した。今度は、成長した自分が先輩を引っ張る番だ。(共同)
【共同通信】
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