上水内郡信濃町古海のホテルタングラムにスキーの修学旅行で宿泊していた北九州市の福岡県立東筑高校の1年生が22日に相次いで体調不良を訴えた問題で、県長野保健所は26日、複数の生徒からノロウイルスを検出したと明らかにした。食中毒の原因となる細菌は検出されなかった。
同保健所によると、下痢や嘔吐(おうと)などの体調不良を訴えた生徒のうち10人の便を検査し、8人からノロウイルスを検出した。また、嘔吐物については検査した3人のうち2人からノロウイルスを検出した。
同校によると、生徒約100人が病院に運ばれたり、ホテルで医師の診察を受けたりした。入院した生徒も既に回復し、退院している。