中東・アフリカ

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イスラエル:検問所付近で爆発 兵士1人死亡、3人負傷

 【エルサレム前田英司】パレスチナ自治区ガザ地区との境界にあるイスラエル南部キスフィム検問所付近で27日朝、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、パトロール中のイスラエル兵1人が死亡、3人が負傷した。イスラエルが18日にガザ地区への攻撃を停止して以来、同国側の死者は初めて。パレスチナ側では軍の銃撃などで2人が死亡している。

 ロイター通信などによると、イスラエル軍はガザ側に越境して反撃し、パレスチナ人1人が死亡。さらにガザ南部ハンユニスを空爆し、イスラム原理主義組織ハマスのメンバー1人が負傷した。イスラエル軍部隊はガザ側で他に爆発物が仕掛けられていないかなどを調べた。

 パレスチナ側から犯行声明などは出ていない。ただ、ハマス報道官は「『占領者』に対する自然な反応だ」と語った。イスラエルは事件後、「制裁」としてガザ境界の検問所を閉鎖。バラク国防相は「受け入れがたい」として「停戦違反」に報復する考えを示しており、報復合戦が再燃する可能性もある。

 イスラエルとパレスチナには近日中に、ミッチェル米中東特使が入る見通し。

毎日新聞 2009年1月27日 21時55分(最終更新 1月28日 1時07分)

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