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自殺したさいたま市の中3女子 遺書には「もう疲れました」の文字 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:少年犯罪
さいたま市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が平成20年7月、同級生から、「ネットいじめ」を受け、3カ月後に自殺していたことが19日、わかった。女子生徒の自宅から同級生の実名を挙げた遺書が見つかったが、市教育委員会は「いじめと自殺との直接の因果関係はないが、無関係とは言い切れない」としている。
学校と市教育委員会によると、女子生徒の保護者から20年7月、「プロフ」と呼ばれる携帯電話のサイトに「キモイ」などと、女子生徒を中傷する書き込みがあるとの訴えがあった。
学校が調査したところ、同じクラスの女子生徒2人が書き込みを認めたため、謝罪させた。
20年10月、プロフで中傷された女子生徒は自室で自殺し、保護者は当初、自殺の事実を伏せるよう学校側に求めていた。
だが、その後に自宅から7月に謝罪した女子生徒の名前を挙げ、「復讐(ふくしゅう)はきっちりしますからね」などと書かれた遺書が見つかり、保護者は学校側に自殺の事実を明らかにしたうえで、詳しく調査するよう求めていた。