ニセモノのピナレロにご注意!
最近、ニセモノのピナレロが出回っているという情報が流れてきたので、ご紹介します。ピナレロ購入を考えている人は注意しましょう。
ニセモノの大部分は、e-bayやyahooなどのネットオークションを通じて世の中に出回ったようです。ピナレロ社でそのニセモノを入手・確認したところ、外観は塗装からロゴまで精巧に模造されているが、細部は微妙に異なっており、強度試験に掛けると実用に耐えるような製品はなく、非常に粗悪なカーボン素材が使われているそうです。ニセモノが確認されたのは、以下の製品です。 |
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PINARELLO PARIS-CARBON 2008
サイズ/51.5、53、カラー/ブルー、レッド、レプリカ
ピナレロ・ジャパンにもニセモノを購入したと思われるユーザーからの問い合わせが数件寄せられているそうですが、どのような事情があってもピナレロ・ジャパンが認定した正規販売代理店以外で購入した製品には、一切の保証はありません(正規品であっても、オークション等で販売されたものは保障なし)。
おそらく中国の工場でピナレロのホンモノの金型を使い、グレードの落ちるカーボンでニセモノを作り、それを横流しする輩がいるのでしょう。
これは、本当に粗利が大きい詐欺だと思います。何たってカーボン素材は24tを10とすると、30tは20、40tは30、80tは40と、倍々に高くなっていきますからね。つまり、80tカーボンを使って40万円の原材料費で作られるフレームは、24tのカーボンを使えば10万円でできるワケです。
パリカーボンのニセモノは「実用に耐えるものではない」ということですから、24tよりもさらにグレードの低いカーボンが使われているものと思われます。おそらく、原材料費は数千円から数万円程度なのでしょう。
このような世界的な不況の時代ですから、そんなことをする連中も出てくるのでしょうね。なんとも世知辛い世の中です。
日本国内でもオークションでニセモノとおぼしきフレームの出品者が確認されているそうです。さっそく、ヤフオクで確認してみると、確かにパリカーボンの新品フレームがいくつも出品されていますね。写真はそのうちの一つ。ただし、出品者の名誉のために言っておきますと、これがホンモノなのかニセモノなのか、私にはわかりません。ただ、間違いなく言えることは、こんな状態で投げ売りされているフレームは、私は絶対に買わないということです。
ついでに付記しておきますと、チネリ・RAMシートポストのニセモノ、クリスキングのヘッドセットのニセモノも、ネットオークションを通じて世の中に数多く出回っているようです。
http://www.cinelli.it/scripts/shownews.php?Id=90&lang=EN
http://www.aandf.co.jp/superbicycle/chrisking_copy.html
こんな状況ですから、これら以外にも色々なニセモノが出回っていると考えるのが自然ですね。ヤフオクで自転車パーツ、特に「新品」と記しているモノを買う時は、本当に注意する必要があるでしょう。 |
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