麻生太郎首相は２７日夜、首相官邸で記者団に対し、２次補正予算成立したことについて「関連法案が通らないと、妊婦健診無料化の話とか、高速道路（料金）の大幅引き下げとか、いわゆる定額給付金の話とか、早く配りたいと、早く実行したいと思っててもできない」と述べ、民主党の反対によって関連法案の成立が遅れることへの懸念を示した。ぶら下がり取材の詳細は以下のとおり。
【２次補正予算成立】
−−先ほど２次補正予算が成立したが、首相の受け止めは
「そうですね、すくなくとも雇用対策、生活支援、こういった最も普段の生活に直結しているものが通ったということは大変良かったと、私自身はそう思っています。いろいろありましたんで、関係された方々に心から感謝を申し上げます。問題はこのあと、関連法案があります。その関連法案が通らないと、妊婦検診無料化の話とか、高速道路（料金）の大幅引き下げとか、いわゆる定額給付金の話とか、早く配りたいと、早く実行したいと思っててもできない。これ民主党の反対があってると、これできませんので、６０日間かかるということになりかねませんので、そういった意味ではできるだけ早く配れるように関連法案の成立というのが今一番気になっているところです」
【内閣人事局】
−−内閣人事局について
「内閣人事局、はいはい」
−−今現在、甘利明・行政改革担当相と人事院の見解が真っ向から対立している。河村建夫官房長官はこの件について、最後は首相のご裁断を仰ぐといっているが
「まだそこの段階じゃありませんね。まだ、官房長官、甘利大臣で調整する段階、もう少し後です」
−−最後は本部長である首相が
「最終的には決断します」
【ソマリア海賊対策】
−−ソマリア沖の海上自衛隊派遣について
「はい、はい、はい」
−−明日にも浜田靖一防衛相に準備指示を出すようお考えか
「準備行動命令を出すのは防衛大臣であって私ではない。ちょっと法律的にきちんとしとかないと、間違えられると困りますんで。その意味で明日、安全保障会議が終わった後、準備ということに関しましては防衛大臣に準備を急ぐようにというような話はします」
−−この件（海賊対策）の恒久法について
「なに法？」
−−恒久法について
「恒久法、はいはい」
−−これは３月にも国会に提出する考えか
「そうですね。３月、うん。ある程度明日から法案作りやらなにやらいろいろ出しますんで、その上で３月、うん、３月ぐらい」
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