さいたま市立中学3年の女子生徒(当時14歳)が08年10月に自殺し、「復讐(ふくしゅう)します」などと書かれた遺書が見つかった問題で、市教委は20日、女子生徒の遺族が求めている再調査を実施すると発表した。女子生徒の通っていた中学校で20日夜行われた保護者説明会で「いじめの実態を調査すべきだ」との要望が相次いだため。再調査の具体的日程は明言しなかった。
市教委によると、再調査は、同校3年生全員の面談調査のほか、保護者に対してはアンケートなどを検討しているという。市教委は「保護者からの要望も多く、再調査を決めた。3年生は入試の時期でもあり、生徒の気持ちに配慮しながら実施したい」とした。【山崎征克、弘田恭子】
毎日新聞 2009年1月21日 0時17分