WWW http://www.iwate-np.co.jp

滝沢村男子3連覇 県民体スキー・成年リレー


 スキーの第61回県民体育大会最終日は25日、八幡平市の田山クロスカントリーコースで成年男女距離のリレーを行った。14チームが出場した男子は滝沢村が2走で八幡平市Dを逆転して3連覇。出場4チームの女子は、八幡平市が1走から独走して初優勝を果たした。

 総合得点を争う市町村対抗「市の部」は盛岡市が3年連続で優勝し、「町村の部」は雫石町が9連覇した。

 若手チーム、国体へ手応え 滝沢村

 成年男子は岩手自衛隊の若手で固めた滝沢村が2位の八幡平市Dに約5分差をつけ、3年連続の栄冠を手にした。4走の見沢英幸は「若い選手が前でたくさん貯金をつくってくれた。チームが一つになって勝てた」と喜んだ。

 最年長の見沢が27歳でほか3人は20代前半。1走で21歳の伊藤盛彦は、複合の距離を得意とする八幡平市Dの永井陽一と競り合い1秒差の2位で八幡竹春にタッチ。地元田山出身の23歳の八幡は「ここが力の見せどころ」と慣れ親しんだコースを全開で飛ばした。新雪で「板もよく滑った」といい、あっという間にトップを奪い返すと八幡平市Dを1分以上引き離した。20歳の3走安保拓実は力強い滑りでさらにリードを広げた。

 チームは、2月の新潟国体でバイアスロン(公開競技)のリレーに出場する。順調な仕上がりに手応えを感じた見沢は「表彰台を目指したい」と言葉に力を込めた。(角田)

【写真=距離リレー成年男子 滝沢村は1走伊藤盛彦(左)が2位で2走八幡竹春につなぐ=八幡平市・田山クロスカントリーコース】

(2009.1.26)

トップへ