スキー場の広場を使って、親子連れたちが趣向を凝らした雪上競技に挑戦する「第14回但馬牧場公園雪上運動会」(県立但馬牧場公園主催、新日本海新聞社後援)が25日、兵庫県新温泉町丹土の同公園で開かれた。地元をはじめ、鳥取県や阪神地区などから140人余りが参加。歓声を上げながら雪原での競技を楽しんだ。
 
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かんじき・ソリ引きレースでコース途中のボールをつかもうとする親子=25日、新温泉町丹土の県立但馬牧場公園
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 競技を通じて雪に親しんでもらおうと、毎年1月に開催。過去には雪不足で中止となった年もあったが、今回は同日までに約90センチの積雪があり、絶好のコンディションに恵まれた。
 このうちパートナーの乗ったソリを引っ張ってタイムを競う「かんじき・ソリ引きレース」では、かんじきを履いた保護者が、雪に足をとられながらも、ソリに乗った子どもの声援を受けて力走していた。
 同レースで1位となった篠山市の橘和忠男さん(41)、航平君(11)親子は「過去2回連続して2位だったが、今回晴れて1位になれた」と喜んでいた。
 このほかにも子どもが乗ったソリに結んだ綱を手繰り寄せる「綱引き競争」や、雪玉を投げて行う「風船割り競争」、雪原に散らばったボールの中から指定された色を集める「ボール集めゲーム」があり、熱戦が繰り広げられた。