さまざまな衣装に身を包みゲレンデを滑り降りるユニークな「第八回仮装して滑走大会」(大山スキー場管理組合主催、新日本海新聞社など後援)が二十五日、鳥取県の国立公園・大山の大山中の原スキー場で開かれた。出場者は吹雪の中、人気アニメのキャラクターなどに変身し、優勝目指して元気いっぱいのパフォーマンスを披露した。 県内をはじめ、山陰や山陽方面から十一組約七十人が出場。参加者は約二百五十メートルのコースを仮装して滑り降り、審査員席前でダンスするなどアピール。ユーモアやファッション、パフォーマンスの三項目が審査された。
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そろいの衣装を着て元気に審査員にアピールする参加者=25日、大山町大山の中の原スキー場
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この日は、吹雪で視界が限られる悪天候にもかかわらず、参加者は、西遊記の衣装を着て太鼓を演奏する家族や審査員を呼び出し一緒に踊るチームなど、さまざまな手法でアピール。場内を沸かした。
グランプリは、昨年大ヒットした宮崎駿監督作品のアニメ「崖(がけ)の上のポニョ」に挑戦した地元の大山小赤松分校の子どもら約三十人が初受賞。元気いっぱいに踊る姿が審査員の心をつかんだ。
岡山県瀬戸内市から職場の同僚ら四人と参加した「ココノトタヨのコノタYO!」チームの小野田真鈴部長(26)は「体張ってるけど、楽しいです。来年も絶対に来ます」と次回に意欲を見せた。
このほか会場では、リフト一日無料引き換え券やジャンパー、食事券などが当るじゃんけん大会や、ぜんざいが振る舞われた。