鳴子中勢 高校生抑えV 国体スキー宮城県予選

少年男子10キロクラシカルで初優勝した阿部
 第64回国体冬季大会スキー競技会宮城県予選会第1日は24日、大崎市の上野々スキー場で距離の男女クラシカル計5種目を行い、少年男子10キロは阿部駿佑(鳴子中)、少年女子5キロは佐藤志保(鳴子中)がともに高校生を抑えて初優勝した。成年男子A10キロは中鉢礼紘(仙南スキー)が初制覇。

 最終日の25日、同会場で距離の男女フリー、大崎市のオニコウベスキー場で男女大回転を行う。

 <「思い通りにできた」>
 少年男子10キロクラシカルは阿部が優勝。成年を含めても記録はトップだった。「10キロのレースは初めて。不安だったが、目標の1位になれてうれしい」と笑顔を見せた。

 ペース配分を重視。前半は飛ばし、中盤は抑えてラストスパートをかける作戦を立てて試合に臨んだ。「思い通りにできた」と胸を張る。

 毎日15キロもの距離を滑り込んでいる。「25日のフリーも勝ち、東北中学大会、全国中学大会でも優勝したい」と話した。

 <上り坂で波に乗る>
 「予想していない1位。うれしい」と少年女子5キロを制した佐藤。県高校スキー競技会で上位に入った3人を退けただけに、喜びは格別だ。

 脚力を生かし、勝負どころの中盤の上り坂をリズム良くクリア。これで波に乗り、その後の平地で30秒前にスタートした選手をとらえた。「調子も良く、ワックスもコンディションに合った」と振り返る。

 平地でのスピードをさらに上げるのが課題。腕力不足でストックの押しが弱いためという。「欠点を克服し、国体で活躍したい」と意気込んだ。
2009年01月25日日曜日

宮城

スポーツ



河北新報携帯サイト

QRコード

東北のニュースが携帯でも読める。楽天・東北のスポーツ情報も満載。

≫詳しくはこちら

http://jyoho.kahoku.co.jp/mb/