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クジラ肉、「昭和価格」で復活 大阪の百貨店
阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)で27日、低価格でのクジラ肉の販売が始まった。今では高級食材のイメージがあるクジラ肉だが、商業捕鯨禁止以前の約30年前の価格で販売。同店は「クジラ肉をもう一度、庶民の味として復活させたい。かつての手ごろな価格で昭和の味を楽しんでほしい」としており、不況で低価格志向が進む消費者へのアピールを狙っている。販売は31日まで。
クジラ肉は昭和57年、国際捕鯨委員会(IWC)で商業捕鯨が国際的に禁止され、価格が上昇している。
期間中に販売されるクジラ肉は北西太平洋で調査捕鯨で捕られた計約1トン。イワシクジラの赤肉100グラムで税込み248円(通常価格630円)、本皮100グラムで420円(同945円)など、通常の半値以下で販売する。
この日は、地下1階の鮮魚売り場に約15キロの赤肉ブロック、厚さ約10センチの本皮などが登場。大阪府高槻市の主婦、小幡キヨミさん(70)は「横浜の船員寮に務めていた20歳のころ、捕鯨船が港に着くと、よくクジラ肉を食べさせてもらったのが懐かしい」と話していた。