Wissen ist Macht

　　　
４月５日だっけ？、今日？、まぁ、どうでもいい、今日は植草一秀について書きます。福沢諭吉について書かなくちゃいけないのに、ぜんぜん進んでない、まぁ、構想自体も決まってなかったから、もう少し考えて、書きます。

植草一秀はもう世間で、完全認知されてるので、いちいち、説明しません、もう面倒でしょ、自分で調べてちょんまげ。その植草が手鏡を使って女子高生のスカートの中をのぞいたということで、迷惑防止条例により、逮捕された。それが、１年ほどまえの、ことだった。

個人的に、植草は多分、黒だろうと思ってきたのだが、どうも違うみたいだ。だんだん、調べていくうちに、どうも、警察の誤認逮捕らしい、という確信がうまれた。植草は品川駅で逮捕されたのだが、この逮捕現場に行ってみるとわかると思うが、どうやって前の人を、しかも、スカートの中を見るんだ？という感じがする。

１度行けば、わかるが、現場の上りエスカレーターは、周りの状況が悪すぎる。くだりのエスカレーターがすぐ隣にあるし、階段も左側に隣接している。下りエスカレーターからは、反対の上りエスカレーターが、ほとんど、丸見えである、あんな場所で手鏡をわざわざだして痴漢をしようと思うやつがいるもんか。

しかも、現行犯逮捕というが、逮捕した警官は、植草の行動をしっかりと１から１０まで見ていない、裁判でも、肘から先は見えなかった、と証言している。この警官の証言も２転３転しているし、曖昧、不可能な部分が多すぎる（弁護側の弁論を読めばわかります）http://www.geocities.jp/yuutama_1/。

植草は、ずっと、自分の無実潔白を主張してきた、ただ、もう法廷での無実立証は無理だと感じて、控訴を断念したのだろう、おそらく高裁でも、この判決はかわらないだろう。地方栽がこれなのに、高裁など押して知るべしだ。

植草の主張でわかりやすいところは、証拠として、品川駅に設置してある、防犯ビデオを出せ、ということである。これは、本当に、植草が痴漢をおかしているなら、ぜったいに出てこないせりふである。

品川駅には、防犯ビデオが設置しており、植草の行動もすべて写っているはずである。しかし、検察はこのビデオを提出しないばかりか、なぜか植草の犯行日のビデオを消している。

これはどうかんがえても、おかしな話である、唯一の犯行立証の証明になっているものが、警察の証言（現行犯だというが、はなはだ、不可思議な逮捕であることは述べた）だけなのに、物的証拠をわざわざ、消すことなど、ありえる話なのか？

どうも、この事件の裏は政治が絡んでいるらしい、目撃した警官はもう自分の過ちを、内心認めているだろう（そのことは証言が二転三転したことにも、現れている）、ただこの警察の内部の、つまり政治なるものの、力によって、口をふさがれてしまっているのだと思う。

植草は小泉の経済政策に、ずっと反対していた、彼の政策はケインズ主義（政府によるマーケットの積極的介入を認める立場）であり、明らかに竹中の政策とは立場を異なる。しかも、将来、何らかの大臣になるかもしれないと、噂されていたほどの人物だった。

それを疎ましくおもった権力者が社会的に殺してしまえと思った、としても妄想ではありえまい。なぜならば、金と女をつかったスキャンダルこそ、大衆の反感を一番買い、復帰を困難にするからである。鈴木宗男も、田中角栄も、クリントンも、そういうものだった。

植草を有罪にするには、検察側にも、証拠不十分だとわかっていた、しかし、政治には検察もかなわない、なぜなら、政治が世の中で、もっとも大きな力を持つものだからである。副島の弟子がそう（政治がすべてを決める）と書いてた、この論に賛成したい。

だから、証拠不十分でも、有罪にするには、世間の反感を買い無罪などさせまい、という雰囲気を作り出す必要がある、と誰かが考えたとしても、まったくおかしくはない。今回の事件は植草の、プライバシーに関するものばかりを暴かれて、問題の主点をすり替えて、世間を洗脳しようとしているのではないか？事実、おれも、植草は最初から、有罪だと決め付けて、この問題をまともに考えようとはしなかった。

しかし、この事件が冤罪である。植草の犯行を立証する、警官の目撃証言が成り立たない（被告の弁護側によって論破されている）。かりに警官の証言だけで、事件が立証されるのであれば、裁判制度は根本から、成り立たないし、存在意義もない。ゆえに、証拠不十分で、無罪が正しい、疑わしきは罰せずである。

植草氏は、週刊金曜日という雑誌の中で、ガソリンをかけて死のうと思った、と告白している、いまこそ、人々はこの言葉に耳を傾ける必要があるのではないか。無実の人間がマスコミや、人の偏見によって社会から追放されてしまう怖さを認識して、植草の話を真っ白なこころで聞くのである。