福井県敦賀市で04年に起きた暴行事件で、負傷した被害男性(当時61歳)へ適切な治療を怠り死亡させたとして、県警敦賀署が市立敦賀病院の当時の当直医(35)を業務上過失致死容疑で書類送検していたことが23日、県警への取材で分かった。
県警によると、当直医は眼科医。男性は04年6月5日夜、暴行による負傷で同病院に搬送された。肋骨(ろっこつ)が折れて左肺に刺さっていたが、当直医は頭の傷を手当てしただけで帰宅させ、2日後に肺挫傷で死亡させた疑いが持たれている。【酒造唯】
毎日新聞 2009年1月23日 大阪夕刊