千葉県の不動産会社の関係者らが、東京・南青山の一等地をめぐりウソの売買契約書を偽造した疑いが強まり、警視庁は、この関係者ら数人の取り調べを始めました。容疑が固まり次第、逮捕する方針です。
有印私文書偽造の疑いで取り調べを受けているのは、千葉県船橋市の不動産会社の関係者ら数人です。
調べによりますと、関係者らは不動産会社「昭和地所」が所有する港区南青山のおよそ1470平方メートルの土地をめぐり、「昭和地所」を売り主とするウソの売買契約書を作成した疑いが持たれています。
この土地は表参道からほど近い場所にあり、周辺一帯の地上げが成功すれば、生み出す利益は100億円とも言われています。
この事件で警視庁は去年9月、関係先を捜索していますが、容疑が固まり次第、千葉県の不動産会社の関係者ら数人を逮捕する方針です。(27日11:42)