名古屋放送局

2009年1月26日 19時13分更新

中部空港の国際貨物 過去最少

中部空港税関支署によりますと、去年1年間に中部空港で取り扱った国際貨物の量は、約14万5000トンで、前の年より7万トン、率にして33%あまりも減り、平成17年の開港以来、最も少なくなりました。特に、景気が急速に悪化した去年後半から落ち込みが目立ち、去年12月の取扱量は7000トンあまりと、前の年の同じ時期と比べて60%あまり減少し、中部空港が開港する前の名古屋空港のころの水準をも下回りました。また、去年1年間の貨物の取り扱いを、貿易額ベースで見てみますと、輸出が1兆 222億円、輸入が7876億円で、前の年と比べてそれぞれ20%近く減少し、特に半導体の部品や自動車部品の輸出の落ち込みが目立っています。