2002年01月04日
桜島・御岳(200名山/名山50)-2/2
10:07 最高点到達!!
(")/
やった。
10:10 山頂部だけは岩が露出している。
いくつか高いトコがあるので、そっちもとりあえず踏んでおこう。
さすがに独立峰。 そこそこ風が強い。
南岳の噴煙がやっぱり気になる。 風向きが変わって こちらに噴煙が向かってくるだけでも、かなり悲惨な事になるに違いない。
なにはともあれ これで 200名山一つは終わった。
あとはまかり間違って、南岳が噴火の勢いで御岳より高くなってしまわない事を願うしかない。
(^◇^)ハハハ
10:37 下山開始。
再度岩場を下っていく。
アイゼンが利かせて 一気に下っていく。
10:59 振返ると無茶苦茶な崩壊した谷が見える。
いやぁ〜。なんとかなった。
早く下りたい。
しかし下りが大変だった。
元々いい加減に登ってきてしまったので トレースなどは舞ったくない。おまけに深くえぐれたルンゼは 横に進むことを阻んでしまう。この辺りはもっと注意して登っておけば良かったかも知れない。
とにかく今は下るしかない。樹林帯に突っ込み、なおも下っていく。
12:13 林道に出た。
登り初めの地点からは ずいぶん離れてしまったが、なんとかなった。
(";;;
こうして 桜島登山隊は成功に終わったのであった。
一行はその後、白浜温泉でひとっぷろ。
埋没鳥居を観光する。
湯平展望台から望む 桜島は、崩壊がひどく、本当に物凄い様相だ。
まぁ じじばばの200名山登りはココを以て桜島としているようだが、論外である。やっぱり真の名山登りは やはり山頂、それも最高点を踏まなくてはならない。
”200名山達成!”とかって記念撮影してる奴等いないかな?
いちゃもんおやじのガイチが 物言いの獲物をさがしている。
(^◇^)ハハハ
いたらさぁ〜。。”あのナイフリッジ凄かったでしょう?”
”エっ? 山頂に行ってない??”
”そりゃぁ〜まずいでしょう。やっぱ山屋、それも名山を登ったというのなら、山頂を踏んでもらって なんぼのモンじゃないですか?”
”エっ? あんたらは登ったのかって?
いま 山頂踏んで下りてきたトコですよ。。。”
(^◇^)ハハハ
残念ながら、この日はおあつらいの獲物は居なかった。。
(";;;
しかしまぁ、、、絶え間なく噴煙を上げる南岳も去ることながら、御岳の崩壊が絶望的である。初めにここに来て 御岳を望んでいたら、どう考えても山頂に登ろうとは考えなかったかもしれない。
なんとか登れた山頂部も、こちらから望むと絶望的である。ちょっと間違えたら 数百メートルの砂地獄にはまっていくだけである。冷静になってしまうと良く行けたモンだと感心するのであった。
●山岳ガイド 木村道成オフィシャルページ
素晴らしい山々や人々との出逢いを大切に安全第一をモットーにガイドをしています。大自然から戴けるエネルギーや感動を皆様と分ち合えたらと思っています。
日本山岳ガイド協会認定上級登攀ガイド 木村道成
上高地に程近い、長野県波田町在住。ガッツあり、日本中を飛び回っています。非常に前向きであり信頼でき、それでいてとても楽しい方です。サイトは写真もとても美しい。一度見てみてください。メロンパンが大好物です。