「春節は世界の祝日になる」…中国ネットユーザーの7割 |
【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】
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2009/01/26(月) 22:33
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中国紙、環球時報はこのほど、運営するポータルサイト環球網で「中国の伝統的祝日、春節(旧正月)は、世界の祝日になるか」とのアンケート調査を行なった。7割以上が「なる」と回答した。
関連写真:そのほかの春節に関する写真
同調査は1月23日に開始。24日までに3655件の回答が寄せられた。うち72%の2617件は「なる」と回答。否定の回答は28%の1038件だった。
「春節は世界的な休日になる」との回答の理由は、「中国は不断に国力を増強しており、その影響力はますます大きくなっている。中国の習俗伝統も、他の民族に影響を及ぼす」、「中国人の同胞は、世界中にいる。各国における春節の影響も、さらに大きくなる」など。
中国では、パリのエッフェル塔やニューヨークのエンパイアステートビルが春節の飾り付けを行なったとのニュースも大きく報道されていることから「春節が世界の祝日になるのは、時間の問題」などの意見もある。
一方、否定する意見には「中国の経済的実力は先進国に比べて大きな隔たりがあり、西洋文化との違いも多きい。西洋人が春節を祝うというのは非現実的」などがある。
北京大学の張頤武教授は、「宗教をベースにしているため排他性があるはずのクリスマスが世界に普及したのは、ヨーロッパ中心主義の拡大による。一方、自然のリズムにもとづき、『天と人との合致』という概念の現れである春節には文化上の障害がない。したがって、春節には世界的な祝日として受け入れられる『力』がある。これは、中華文明の魅力でもある」との見方を示した。
写真は北京市内で開催された春節を祝うイベント。(編集担当:如月隼人)
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