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エネルギー政策:再処理への疑問(河野太郎・衆議院議員)

「ザ・選挙」編集部2008/03/31
大きな課題の一つ、エネルギー政策。日本の電力需要の約3割を原子力発電が占め、政府は「原子力立国計画」を掲げ、核燃料サイクルの一環でプルサーマルや再処理工場などを推進している。10年もの間、エネルギー政策に取り組んできた河野太郎衆議院議員が疑問を投げかける。
プルサーマルは必要か

 今、日本政府と電力会社は、このプルトニウムを何とかしなければいけないということで、ウランとプルトニウムを混ぜて「MOX燃料」という燃料を作り、高速増殖炉がありませんから、普通の原子力発電所でMOX燃料を燃やす「プルサーマル」と呼ばれることをやろうとしています。

 テレビのコマーシャルでは、「プルサーマルはウラン資源のリサイクルです」と流したりしています。MOX燃料は、ウラン9、プルトニウム1の割合で混ぜて作っています。つまり、MOX燃料は、ウランは1割しか節約することができないのです。

 このプルサーマルをやるために、新しくMOX燃料の工場を作ったり、いろいろなことに兆単位のお金を投入することになります。そんなことを本当にする必要があるのでしょうか。

 兆単位でお金をかけるのであれば、ウラン鉱山の権利を買ってくればよい。あるいは、日本が遅れている再生可能エネルギー、資源エネルギーの開発・研究にお金を投入すべきではないかと思っています。

われわれが見極めるべきこと

 今、われわれがやるべきなのは、使用済み核燃料の段階で瞬間貯蔵しておいて、本当に高速増殖炉ができるかどうか見極めることだと思います。使用済み核燃料の段階で再処理をせずに留めておけば、プルトニウムができることはありません。高速増殖炉に本当に目途が立ったら、再処理を始めて、プルトニウムを取り出して、高速増殖炉で燃やせばよいのです。

 もし、高速増殖炉ができなければ、使用済み核燃料の状態で「地層処分」と呼ばれる廃棄をしなければなりません。使用済み核燃料でもあっても、高レベル放射性廃棄物であっても、われわれは既に莫大な量の核のゴミを持っています。

 原子力発電所を使えば、燃やしたウランがゴミになる。その核物質のゴミをどこかで処分をしなければならないという状況には変わりはありません。使用済み核燃料で捨てるか、高レベル放射性廃棄物で捨てるか、その違いだけです。

 何兆円ものお金をかけて、できるかどうか分からない高速増殖炉で燃やすために、プルトニウムをどんどん増やしていく。プルトニウムを作ってしまったが故に、高速増殖炉ができないから、とりあえずMOX燃料でプルサーマルをやる。そんな必要性が本当にあるのでしょうか。今、私たちが考えなければいけないことは、そういうことです。

今こそ、政治家に求められる「決断」

 結局、これまでの日本のエネルギー政策、経済産業省や電力会社がやってきたこと、皆がおかしいと思っていながらも惰性で止められないというのが現状です。高速増殖炉がないのにプルトニウムを取り出してみても、何の役にも立ちません。

 今、このエネルギー政策がおかしいんじゃないかということを、きちんと国民の皆さまに説明するのが政治家の役割だと思っています。そして、政治家だけがこの政策を「今やる必要がない、おかしいよね!止めていこう!」と決断できるのだと思うのです。

 私は一人でも多く国民の皆さまに、今、何がエネルギー政策で間違っているのかご理解をいただいて、必要があればきちんと政策を変える、止める勇気を持たなければいけないとういうことをご理解いただきたいと思います。
 
 是非、このエネルギー政策の間違い、皆さまにご理解をいただいて、ご支持をいただきたいと思います。宜しくお願いいたします。
◇     ◇     ◇
河野太郎議員の政治家情報ページはコチラ
議員は語る−4−変える!政策提言2008
【目次】 エネルギー政策:再処理への疑問(河野太郎・衆議院議員)
■1ページ
・エネルギー政策とプルトニウム
・夢の原子炉、高速増殖炉
■2ページ
・プルサーマルは必要か
・われわれが見極めるべきこと
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