24日、宮崎市で、不発弾が見つかったことを受け、宮崎市は、25日、災害対策本部を立ち上げました。24日、不発弾が発見されたのは、宮崎市本郷のガソリンスタンドに隣接する建設現場です。その後の調べで、発見された不発弾は、長さおよそ1メートル20センチ、直径およそ35センチで、アメリカ軍の250キロ爆弾ということが分かりました。この不発弾の発見を受けて、警察や自衛隊などの関係機関は、24日夜、今後の処理の方法などを検討し、不発弾の処理は、安全を確保するため、今後、1週間ほどたってから行われることになりました。また、不発弾の信管を抜く作業は、最大で5時間程度かかる見込みで、作業の際は、安全の為、現場から半径400メートルの範囲で、住民の避難が必要になるということです。また、25日は、宮崎市役所内に災害対策本部が設けられ、市の職員が対応におわれていました。対策本部では、27日、関係機関による協議を行い、今後の作業の確認などを行うことにしています。
今年、町制施行50周年を迎えた北郷町で、25日、記念式典が行われました。北郷町は、明治22年に村として誕生し、その後、昭和34年に町制を施行、今年で50周年を迎えました。式典では、倉岡清美町長が、「合併という新たな歴史に向け、元気に躍進する町にしていきたい」と、式辞を述べました。続いて、これまで、町政の発展に努めた、名誉町民らに感謝状が贈られたほか、会場の外では、50周年を記念したモニュメントの除幕や、植樹が行われました。北郷町は、今年3月、日南市と南郷町と合併し、新しい日南市として誕生することになっています。
宮崎大学教育文化学部のカリキュラムなどについて理解を深めてもらおうと、25日、宮崎市では、進学説明会が開かれました。説明会では、教授らが取得できる教員免許などについて、相談に応じていたほか、参加者の中には受験生もいて、26日から始まる二次試験の出願に向け、情報収集に備えていました。宮崎大学では、このような説明会を通して、今後も、教員養成に力を入れていきたいとしています。
世界で唯一、大淀川の支流、岩瀬川に生育している植物、オオヨドカワゴロモを保護しようと、25日、ボランティアらによる保護活動が行われました。県の天然記念物のオオヨドカワゴロモは、流れの速い清流にある岩などに生育する植物で、現在、国の絶滅危惧種に指定されています。25日の保護活動では、ボランティアらが、オオヨドカワゴロモの生育を妨げる土砂などを、丁寧に取り除いていました。以前は、絶滅寸前だったオオヨドカワゴロモですが、このような保護活動により、ここ数年は、生育数が増えてきているということです。