【社会】振り込め詐欺「だまされ方」指南 神奈川県警2009年1月25日 17時45分
神奈川県警が全国に先駆けて始めた「振り込め詐欺だまされたふり作戦」を広めようと、県警大和署は25日、県警OBや防犯協力者ら約50人を対象に「だまされ方」を指南する講習会を同県大和市内で開いた。 昨年の振り込め詐欺による県内の被害は、前年比約1・3倍の約31億5700万円で、東京都に次ぐ全国2位。県警は19日からだまされたふり作戦を実施し、早速22日に、元警察官の妻から金をだまし取ろうとした東京都内の無職男を詐欺未遂の現行犯で逮捕した。 講習会では、同署の宮治泰三生活安全課長が「自分から家族の名前を言わない」「現金やカードの要求をされたら詐欺と疑う」など基本的な心構えを説明し「家族間で合言葉を作る」などの対応策も紹介した。 また同署の副島勝刑事2課長は「警察官時代の勘で詐欺と分かっても説教せず、だまされたふりをしてすぐに通報し、逮捕に結び付けてほしい」と協力を呼びかけた。 (共同)
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