最終更新: 2009/01/26 00:04

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経営者が廃業決めた「京品ホテル」で自主営業続ける従業員らに対し立ち退き強制執行

経営者が廃業を決めた東京・港区の「京品ホテル」をめぐり、自主営業を続ける従業員らに対し、25日午前、立ち退きのための強制執行が行われ、現場は一時騒然とした。
警官隊は25日午前9時ごろ、従業員を支援する労働組合員らを押し分け、続々とホテル内に突入し、およそ30分で中にいた従業員らを外へと追い出した。
京品ホテルをめぐっては、経営者が債務を返済するためホテルの土地売却と廃業を決め、従業員側は、これを不服として自主営業を続けていた。
しかし、1月15日に東京地裁が従業員側に明け渡しを命じたことを受け、警官隊が強制的に退去させ、96日に及ぶ自主営業をやめさせた。
従業員は「社長さんにね、出てほしかったんですよ。皆さんのいる前で、一言でもね(言ってほしかった)」と話した。
一方、京品ホテルの経営者は「大きなけがもなく無事に終了し、よかった」などとコメントしている。
25日午前11時40分現在、京品ホテルは立ち入りが禁止され、経営者側などによる調査が行われている。

(01/25 12:11)


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