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下北医療センター:むつ・川内病院診療所化で住民説明会 介護老人施設を新設 /青森

 ◇医師3人体制は維持

 むつ市川内町の川内病院を4月から診療所にする計画を示す下北医療センター(管理者・宮下順一郎市長)の住民説明会が23日、川内公民館で開かれ、住民約60人が参加した。

 計画によると、現在ベッド数20床ある病院を19床以下の診療所とし、医師3人体制は維持する。また、診療所に隣接して介護老人保健施設(ベッド数29床)を来年4月に新設する内容。現在、同病院の入院患者の8割が介護などを必要とする社会的入院患者で、介護老人保健施設や専門病院で対応する考え。

 この5年間、不良債務は約2億5000万円ずつ増加し、07年度末の残高は約13億5000万円、08年度末で約15億5000万円となる見通しだ。宮下市長は「医療水準の維持と経営赤字化のストップという二つを実現するために診療所化はやむをえない措置」と理解を求めた。

 住民からは「将来、ベッドが無床となってしまうのではないか」「医療サービスが低下するのでは」など不安を抱く質問が多く出された。宮下市長は「病院の維持で将来破綻(はたん)するよりも医師の確保、サービスの維持のために、診療所化は避けられない」と説明した。

 川内病院診療所化は3月の市議会定例会、医療センター議会で提案される。【松沢康】

毎日新聞 2009年1月25日 地方版

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