過熱する東京のマスコミ偏向報道(1)


世界の超高層ビルに関する図書を購入すると、東京都庁・サンシャイン60などの時代遅れの超高層ビルが定番として紹介されるが、大阪・名古屋

などの他の大都市の近代的で高い超高層ビルは、まず紹介されない。また、他の雑誌を購入すると、全国特集と書いていても、東京が大きく紹介

され、他の大都市の記事は少ない。ここに、東京の出版社の思い上がりがみられ、そういう出版社は自然に淘汰されていくだろう。

 マスコミでも、 相変わらず報道の特権をかざして特定の視点で情報を流し、東京の放送局の偏向報道は、地方はおろか世界でも評判 が悪い。

放送の内容もバラエティ番組を中心にひどいもので、世界で酷評されている。主観のもてない日本人の脳が汚染されていくのである。

偏向報道の内容は、例えば、
全国ワースト1の東京都の借金や第三セクター赤字、それに東京23区の公務員の不祥事は隠蔽する一方、大阪市

の事例はどんどん一方的に伝えられる。一方で東京の街に猿が一匹出没したとか、そんなレベルの低い情報までが、全国に垂れ流しされる。
 
 悪い内容の統計結果(感染症、事件等)に関して、東京がトップだと一切報道しないが、大阪がトップだと「全国最悪」「ワースト1」等の表現を使っ

て大々的に報道する。 例えば、エイズ感染率トップの東京は報道されないが、ひったくり数トップの大阪は、大々的に報道される。

エイズ感染率トップの東京は、大きな社会的な問題で、特集報道にしてもいいくらいである。

観光にしても、東京・お台場はよく紹介されるが、名所だけを映し、隣接するバブルが崩壊した売れ残った広大な空き地は絶対に映さない。東京に

新名所ができると、連日のように大々的に取り上げるが、大阪・地方の新名所は取り上げ無い。

現在、一般の人は、インターネットなどで、大阪・名古屋などの他の大都市の新名所を調べているのが現状である。

スポーツ番組でも、もはや全国区ではないレベルの低い巨人の試合を未だに全国ネットで放送し、スポーツ番組でも巨人を中心に報道する。最近

は改善のきざしが少しは見られるが。

 天気予報でも、台風が東京を通過する場合は特に、各局は大きく詳細に伝える。東北・北海道に通り抜けた後は、扱いが小さく、情報が少ない。

また、東京での降雪は僅かであっても大きく伝え、ころんだだけの人数までも詳細に伝える。全国ネットの天気予報であるにもかかわらず、最初に

平然と「今日の東京では…」と言い、東京中心の天気予報を伝えるのである。一般的に、「大阪のおばちゃん」をバカにした番組も目立つ。

そんなことより、交通渋滞・通勤地獄・ウサギ小屋と揶揄される狭い住宅・車も持てない環境・結婚もできず進む晩婚化など、いずれも全国で

トップである。そんな社会問題をマスコミは特集として取り上げてはどうか?

 世界の経済の専門家達を、経団連の会長が案内しているとき、「どうも日本の問題点がよくわからない?」と言うと、彼らは、新幹線の車窓

から見える「東京のゴチャゴチャした街並み」を指さして、「そこにあるじゃないか!」と叫んだ。

 

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