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【愛知】癒やしロボはミカンの形 蒲郡商議所など試作品公開2009年1月24日
蒲郡市の蒲郡商工会議所などは23日、「癒やし」をテーマに開発を進めている「ミカン型コミュニケーションロボット」の試作品を公開した。“ゆるキャラ系”の外観で、市のシンボルとして売り出したい考えだ。 試作品は直径約30センチ、高さ約20センチ。外観の素材には緩衝材などに用いられる柔らかなウレタンゲルを使用。内部のモーターで前後左右に動いたり、プルプル震えたりする。 音声認識機能などにより、人との対話やロボット同士の簡単なやりとりができる。例えば「おすすめの温泉は?」と尋ねると、すかさず「蒲郡の温泉」とPR。会話の内容によって、内部のLEDが発する光で全体の色が変化し、感情を表現する。 人工音声は、3歳児ぐらいを想定した声にするなど「かわいらしさ」や「なごみ感」を追求した。 今後は、三河弁を含めた会話のパターンを増やすなどの改良を加える。市内の公共施設に置き、観光案内をするなど実用化の道を探る。愛称を募集することも検討している。 ロボットは、2007年から日本商工会議所などの助成制度を利用し、豊橋技術科学大の岡田美智男教授が中心となって開発を進めている。 (中山聡幸)
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