岡山放送局

2009年1月24日 15時33分更新

岡大附属病院に保育施設設置へ

岡山大学は、附属病院の女性医師や看護師が、出産後も仕事を続けやすい環境を整えるため、子どもが病気になったときでも、預かってくれる施設を新たに設けることになりました。

岡山大学は現在、附属病院のある鹿田キャンパスに院内で働く医師や看護師などが子どもを預けられる保育所を設けています。

しかし、子どもが病気になったときには預けられず仕事を休まなければならないことから、病気の時も預けられる施設が欲しいという声が多く寄せられていました。

このため岡山大学では、女性医師や看護師など子育て中の大学職員が働きやすい環境作りを進めようと、ことし9月からこれまでの保育所に加え院内の空きスペースを使って病気になった子どもを預かる「病児保育」の施設を作ることを決めました。

この施設は看護師が常駐し、かぜなどで体調を崩した子どもを預かるもので、症状が悪化した時には医師から治療を受けることができます。
岡山大学では「子どもが急に体調を崩した時にも不安なく働ける環境があれば子育てで一度現場を離れた医師の復職にもつなげられるのではないか」と話しています。