ニュースジャンル一覧
- 秋田のニュース
- 内外のニュース
記事アイテム
■ 秋田のニュース:地方点描
地方点描:誘客への第一歩[鷹巣支局]
樹氷はその形から「アイスモンスター」とも呼ばれる。スキーヤーや登山者でもなければ、お目にかかることができないと思っている人も多いようだが、北秋田市の阿仁スキー場では、気軽に観賞することができる。
ゴンドラを利用し樹氷を見物する「森吉山の樹氷観賞」という企画がそれ。ゴンドラ山頂駅(1、167メートル)付近には、アオモリトドマツが氷結してできた樹氷帯が広がり、一帯は「樹氷平」と呼ばれている。高さ3メートル以上、最高で10メートル近くまで伸びたモンスターたちが、スキーヤーやスノーボーダーのほか、観光客らを出迎える。
しかし樹氷観賞に訪れる人は年々減っている。昨年度は1日平均54人で、この企画がスタートした2000年度(同313人)の2割にも及ばない寂しさ。このため営業成績の改善が望めないとして運営会社が撤退の方針を示し、一時は休業の危機に追い込まれたものの、市や県の財政支援により、今季も営業は継続された。
来年度以降の運営が白紙状態の中、県や市、地元の観光関係者らが21日に「考える会」を開催。誘客のアイデアを模索する中で、出席者からは「樹氷の魅力をもっと地元の人たちにPRすべきだ」との意見が出された。樹氷の素晴らしさを知らない人が、地元にもまだたくさんいるということなのだ。
まずは地域住民が阿仁スキー場を訪れ、気温や風、降雪量など、さまざまな気象条件がそろって初めて生み出される自然の芸術作品を間近に見て、その素晴らしさを知ってほしい。誘客への第一歩は、そこから始まるのではないか。
(2009/01/24 10:26 更新)
スポーツ特集
- プレーバック2008
ヒーロー、ヒロインが誕生した競技も。2008年の県内スポーツを振り返る。(12/29更新)
連載企画
- 再興 あきた農業
本県活性化の鍵を握る農業の再興。各種データを踏まえその道を模索する。(1/13更新)
- ご当地ヒーロー学
ファンなどの声を通じ、さまざまな角度からご当地ヒーローを論じる。(1/7更新)
- 2008秋田事件簿
偽装、詐欺、放火…。2008年県内を揺るがした事件・事故を振り返る。(12/29更新)
- 見聞記
喜怒哀楽が交錯する街の人間ドラマ。記者が心に留めた出来事を記す。(1/11更新)
- 素顔のカンボジア
秋田市出身のフォトジャーナリスト高橋智史さんが、カンボジアの「今」を報告。(12/24更新)
地方紙特集
- アンデス電気破たん(東奥日報)
- 「天地人」~愛の武将・直江兼続(山形新聞)
- 夕張 再生へ(北海道新聞)