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白い怪物 阿仁の樹氷みごろ

2009年01月23日

写真

 ゴンドラに揺られて15分、山頂駅舎を出ると目の前には「白いモンスター」たちが立ちふさがった――。北秋田市の阿仁スキー場で「森吉山阿仁の樹氷鑑賞」が開かれている=写真。標高約1200メートル地点には、高さ10メートル、幅3メートルにもなるアオモリトドマツの樹氷群が広がり、訪れた人たちは歓声を上げていた。

 阿仁スキー場の樹氷は、日本海でできた水蒸気が大陸からの冷たい風に流され、雪と一緒に木にぶつかり固まって作られる。1月下旬から2月中旬までが見頃という。

 潟上市の仙波永弥(とお・や)君(8)は、初めて阿仁の樹氷を見た。背丈の何倍もある白い木々を見上げて、「なんだこりゃ。でっかい人みたいだぞ」。スノーシューをはいて、妹の紗綾ちゃん(4)と一緒に樹氷のまわりを走り回っていた。

 樹氷まつりは3月8日まで。期間中は、職員が樹氷のでき方について教えてくれるほか、約400メートルの樹氷観賞コースもある。スノーシューの貸し出しもある。

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