故赤塚さんの追悼特番、タモリが登場

　８月２日に肺炎のため亡くなった漫画家の故赤塚不二夫さん（享年７２）の追悼特番「これでいいのだ！！赤塚不二夫　伝説」（後９・０）が１１月１日にフジテレビ系で放送されることが１３日、分かった。

　番組は、〔１〕ゆかりの人々の証言で綴るドキュメンタリー〔２〕満州から日本に引き揚げ、「おそ松くん」で大ブレークするまでの半生を描くドラマ〔３〕代表作や人気キャラクターの紹介−から成る３部構成。赤塚さんの死後、“天才ギャグ漫画家”と言われたその人生に肉薄する初の番組となる。

　ゆかりの人々として、赤塚さんの長女でフジオ・プロ社長のりえ子さん、藤子不二雄（Ａ）さん、編集担当だった漫画家の北見けんいちさんと五十嵐隆夫さん、飲み友達の芸術家、篠原勝之さん、そして葬儀・告別式で感動的な弔辞を披露したタモリが登場。ドラマ部分の若かりし頃の赤塚さんは、俳優の水橋研二（３３）、当時の妻、登茂子さんを野波麻帆（２８）が演じる。

　フジ情報制作局の味谷和哉・総合プロデューサーは「面白くてやがて哀しく、最後にほろっとくるような番組にしたい」と話している。