H2Aロケット:「いぶき」が切り離し時に小型衛星を撮影

2009年1月24日 21時10分 更新:1月24日 23時27分

「いぶき」が撮影した小型衛星7基。カッコ内は開発機関。JAXA提供の画像を加工
「いぶき」が撮影した小型衛星7基。カッコ内は開発機関。JAXA提供の画像を加工

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、23日に打ち上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」が、H2Aロケット15号機から切り離される際に撮影した画像を公開した。地球を背景に、ロケットの衛星搭載部が鮮明にとらえられており、分離を待つ「まいど1号」など相乗りの小型衛星7基も写っている。

 画像は打ち上げから約16分後の23日午後1時10分ごろ、高度約670キロで撮影された。ロケットは第1段の燃料タンクなどが切り離され、短い2段目だけになっている。この後、7基の衛星は順次、分離された。

 一方、いぶきは24日、打ち上げ初期の姿勢制御などを終えた。今後3カ月かけて搭載機器の機能を確認した後、二酸化炭素やメタンの濃度分布の観測準備に入る。【西川拓】

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