JR函館線の新千歳発旭川行き特急スーパーカムイ35号で20日夕、車掌がトイレに閉じこめられた。運転士がドアを開けるために運転席を空けざるを得なくなり、約10分間、深川駅で停車した。
JR北海道などによると、遅れたのは旭川着午後5時20分の特急。深川駅に向かって走行中、「4号車のトイレのドアがおかしい」と女性客から相談を受けた車掌がトイレに入って確認中、ドアが閉まって開かなくなった。
車掌は中からドアをたたき続け、乗客が気づいた。深川駅で停車したところで運転士が駆け付け、外から鍵で開けた。乗客には車内放送で事情を説明し、運転を再開した。JR北海道によると「めったにない事案」だという。