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JR函館線緊急停止 役員報告 3時間半後

2009年01月23日

 JR函館線で15日、信号機の配線ミスから赤信号が作動せず、普通列車が停止中の貨物列車の直前で緊急停止したトラブルで、同社の担当役員らに事態の一報が伝えられたのは発生から3時間以上後だったことが分かった。

 国土交通省は事故につながる懸念がある「重大インシデント」として鉄道事故調査官を現地に派遣したほどの事態。社内連絡の遅れが発覚したことで、JRの危機管理態勢の不備が指摘されそうだ。

 緊急停止は15日午後2時35分ごろ、滝川市のJR函館線江部乙〜滝川駅間の上り線で起きた。信号機が「黄色」となっているのを確認して進行した普通列車の運転士が前方に貨物列車が停止しているのを発見、ブレーキをかけ貨物列車の約250メートル手前で止まり、事故を回避した。

 JRによると、列車運行を管理する担当役員らに一報が伝わったのは午後6時すぎだった。JRは「事実関係の調査に時間がかかった」としている。

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