2009年1月21日
さいたま市 女子生徒の自殺受け 臨時校長会

「ネットいじめ」にあっていた、さいたま市立中学校3年の女子生徒がその3カ月後に自殺した問題を受けて、21日、さいたま市立学校のすべての校長を集めた臨時会議が開かれました。臨時校長会には、さいたま市立の小・中・高校、それに養護学校の校長ら163人が出席しました。会議では、はじめに、さいたま市教育委員会の藤間文隆教育長が「いじめはどの学校、学級、子どもでも起こりえるもの。迅速で誠意ある行動がとれるようお願いします」と呼びかけました。続いて、市の教育委員会から今回の問題の経緯が説明された後、人を中傷する書き込みは犯罪行為であると認知させること、目線を低くアンテナを高くして早期発見にむけて取り組むこと、携帯電話やインターネットの使用状況の把握やルールづくりを各家庭にむけて啓発することなど、ネットいじめに対応するためのポイントが示されました。出席した校長の1人は「子どもたちに生命の尊重や、相手への思いやり、それにインターネットの正しい使い方について指導したい」と話していました。