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Interview with 木村カエラ Interview with 木村カエラ
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Excite: ちなみにカエラさんは、ケータイをよく使う方ですか?
カエラ: いえ、ケータイにはまったく依存していないんです。それもまた面白くて、コミュニケーションを取る上では、メールよりも電話、電話よりも合って話すこと、という流れで詞を作っているんですけど、私自身がケータイに疎いので、<ましてや絵文字も入れない>なんていうフレーズが、ズシズシ来るんですよ(笑)。自分が怒られているような感覚で、詞を書いていたというか。不思議な感覚でしたね。
Excite: カエラさん、絵文字は使わないんですね(笑)。
カエラ: 絵文字も入れなければ、点や丸も打たないんです。メールも返さないし、電話にも出ないので、友達にはすっごく怒られるんですよ(笑)。「スケジュールはいつ空いてる? 暇な日に遊ぼうよ!」というメールが来ても、それにすら返信しないので、友達はマネージャーさんと直接やり取りをして、スケジュールを把握するんです(笑)。それで、「今日空いてるんでしょ? 遊びに行くからね」って、家に直接友達が来るくらい、連絡を取らないんですよね。そんな私なので、「あぁ、すいません……」って思ってしまうような歌詞なんです。
Excite: でも、カエラさんはまさに“ケータイ世代”ですよね?
カエラ: そうなんですよ。高校生の頃なんかはケータイで色んなやり取りをしてましたし、絵文字も楽しんでいたんですけど、その時にハマり過ぎてしまったのかもしれないですね。今は、自分が本当に必要な時にだけ使っているというか。直接会って話した方が、気が楽なんですよね。“一番良いのは、直接会って、目を見て人と話すことだ”という風には思っているので、私の考え方も、歌詞にちゃんと出ているのかなって。

Excite: 今はケータイで話すこともなくて、メールだけで済ませている人も多いと思います。こういう状況については、どう思いますか?
カエラ: 色んなことが便利になっていくことは、すごく助かるし、良いことだと思うんですけど、自分が本当に思っている気持ちに向き合ったり、感情を表現するための、練習の場がなくなっていくと思うんです。例えば子供だったら、「自分はこう思ってるんだよ」って伝えることを沢山練習して、ちゃんと話せるようになっていくんですよね。自分が思っていることを口にする場が減っていくということには、不安や心配があります。文字だけでコミュニケーションを取れるようになるのは、どんなにパソコンが進化しても無理なんじゃないかなって。
Excite: さて、2008年はリリースやイベントも多く、忙しい一年だったと思います。今年はどんな年にしたいですか?

カエラ: 今年で、デビュー5周年を迎えるんですよね。なので、前に進みつつも、初心に戻ってみようかな、という気持ちもあるんです。“歌が歌いたい”という夢を、一生懸命に頑張って、追い続けてきて。それで、本当に歌えるようになった時の気持ちを思い返してみようかなって。大きな夢が実現した中で、それに続く夢がないというか、私にとって“歌を歌う”ということは、それくらい大切なことなんです。もちろん今までの経験も踏まえて、最初の頃の気持ちに戻って行けたらなって。
Excite: “経験を踏まえる”という意味で振り返ると、2008年はどんな年でしたか?
カエラ: 本当に色んなことをやったな、と思います。本当に去年のことなの?って思うくらい(笑)。ただ、年末に風邪を引いて、ずっと咳が止まらなかったり、結果的に腑に落ちない一年になってしまって(笑)。最後はカウントダウンライブにも出演させてもらいましたし、ちゃんと締めくくれてはいるんですけど、どこか違和感があって。それと、色んなことやって、みなさんが色んな風に見てくれていても、私自身は自分を客観視することが出来ないので、“どれだけのことをやって、人がどう思っているのか”というのが気になった一年でしたね。まとめるならば、最後は腑に落ちなかったけれど、楽しい一年だったな、という感じですかね(笑)。
Excite: デビュー当時から経験を積んで、視野が広がってきた部分もあるのでは?
カエラ: そうですね。見えるものは、増えてきていると思います。デビュー当時はまだ10代でしたし、勢いだけで乗り切れる部分もあって。それが、デビューして5年が経って、世界も広がって、良いものが見えてきたり、逆に見えちゃいけないものが見えたり(笑)。全てのことが勉強になって、それだけに考えることも多くなったのかなという感じはしますね。
Excite: 新しいことにチャレンジし続けるのも難しいことだと思いますが、今後の創作意欲についてはどうですか?
カエラ: 表現が難しいんですけど、頭の中の入れ替えが始まっている時期だと思うんです。今回、「どこ」で人が書いた詞を歌って、この4年間を締めくくったような気分もあるんですよね。自分がどこに行くべきか、次にどんな新しいことをするべきか、という部分で、少し混乱もしているし、それをまとめようともしていて。
Excite: これからやりたいことは、見つかりそうですか?
カエラ: まだ何も見えてはいないんですけど、やっぱりこれからも、色んなことに挑戦したいなって。「これがやりたい!」ということが次々に出てきて、その時にやりたいことを上手く表現できるのが、一番望ましいですよね。「こうしたらこうなるから、次はこうしてああして……」っていう風に、頭だけで考えるようにはしたくないというか。なので、その時に思ったことの勢いを大切にして、一つひとつ表現して行きたいなと思います。

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