■ 室蘭市内施設インフルエンザ警戒、手洗いなど徹底へ
【2009年1月24日(土)朝刊】


 先日、東京都町田市のサナトリウム病院で、インフルエンザの集団感染とみられる原因で高齢患者3人が死亡したことを受け、高齢者が入所・入居する室蘭市内の施設でも警戒感を強めている。

 「ショックな話です」と、各施設で予防策や拡大防止策を再確認している。面会者など外来者に対しては、風邪を引いている場合の入館を控える協力願いを玄関口に掲示した。

 また、外来者用の使い捨てマスクを備えている施設もあり、入館者の手洗い、うがいも促している。「まずはこの徹底で外からのウイルス侵入のリスクを低くしたい」という。

 外来者のマスクの着用や手洗い・消毒を職員がその場で確認したり、1人の風邪のため集団行事を中止した施設もあるほど。

 各部屋とまではいかないが、ロビーや食堂など人が集まるスペースには加湿器を置いたり加湿に工夫している施設もある。町田市の事例で指摘された院内の湿度不足に対しても各施設が敏感になっているようだ。

 職員に対しても予防接種はもちろん、「風邪を引いた場合の報告を徹底し、すぐに休ませる態勢」。どこから侵入するか分からないウイルスに神経をとがらせている。
(竹浪恒一郎)




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