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死亡扱いで年金支払わず 社保庁、2人分を入力ミス
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社会保険庁は23日、一般の年金相談を受ける「ねんきんダイヤル」のオペレーター2人が、コンピューターへのデータ入力作業を誤り受給者2人を死亡扱いし、支払うべき年金計約90万円を支給しないミスがあったと発表した。
社保庁によると、オペレーターが昨年10月、年金受給者の死亡後の手続きなどについて親族から相談を受け、死亡した受給者への年金支給を一時的に止める入力作業を行おうとした。
ところが、コンピューター上にあった無関係な別の男性のデータを誤って入力。この男性には昨年12月、約57万円(2カ月分)の年金が支給されなかった。
別のオペレーターは同時期に行われたデータ入力の研修で、実際に年金を受給している別の男性のデータを使った。その際、この男性を死亡扱いにしたまま研修作業を終えた。このため男性には12月、約36万円(2カ月分)が支払われなかった。
年金を受け取れなかった2人の男性が問い合わせ、社保庁はミスに気付いて謝罪し、今月までに全額を支払った。
(共同通信社)
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