今年3月13日の朝鮮日報http://www.chosunonline.com/article/20080313000039
ウォン安:輸出に恵み
起亜自動車の経営陣は、年初来の小型車「モーニング」の販売増に続き、最近のウォン安傾向で笑いが止まらない。 当初1ドル=900ウォンと予想していたウォン相場が、一時同980ウォンまで値下がりした。その分だけ輸出競争力が高まり、ウォン建ての売上高も5%以上増加した。昨年赤字だった業績の好転が予想されている。
起亜自幹部は「輸出が売り上げ全体の75%を占める起亜自には恵みの雨だ。円高で日本車の競争力まで弱まりうれしさは2倍だ」と話した。ウォン安は物価にはマイナスだが、韓国の主力産業の相当部分を占める輸出業界は大変な喜びようだ。
ところが
今日の朝鮮日報http://www.chosunonline.com/article/20080621000026
耐久消費財を生産する自動車、家電業界は、造船業界のように鉄鋼価格の上昇分を製品価格 に反映させるのが難しく、状況はさらに深刻だ。 現代・起亜自動車は「鉄鋼価格が年初来3回の値上げで、昨年末に比べ60%以上上昇した。 そうかといって、現在のような物価上昇局面で自動車価格を引き上げるのも難しく進退窮まった 状態だ」と話している。
ウォン安は輸入原材料の値上がりをもたらし、
ひいては輸出商品の価格に跳ね返るということくらい悟れよ。