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2009年1月23日(金) 19:20 |
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香川大学の「KUKAI」 宇宙へ
8基の人工衛星を乗せたH2Aロケットが、23日午後1時前、種子島宇宙センターから打ち上げられました。 この中には、香川大学が初めて開発した人工衛星「KUKAI」も乗せられています。
天候不順のため2度延期された打ち上げですが、23日は曇り空が広がり小雨がぱらつく中、午後0時54分、無事に打ち上げられました。 このロケットは温室効果ガスを専門に監視する世界初の衛星「いぶき」や、香川大学工学部が開発した「KUKAI」など、人工衛星8基が搭載されており、23日中にすべての小型衛星の軌道投入が確認される予定です。 KUKAIを開発した香川大学工学部では、地元の小学生ら260人余りが、プロジェクトリーダーの能見公博准教授とともに種子島からの中継で打ち上げを見守りました。 この後ロケットから切り離されたKUKAIは、午後2時半過ぎに初めて日本上空を通過しました。 工学部9階の管制室でもKUKAIからの無線信号を受信することに成功し、無事に周回軌道に乗ったことが確認されました。 KUKAIは今後、管制室からの無線制御で、紐でつないだ親機と子機との分離実験などを行う予定です。
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