各症例ごとに写真を用意しております。 ※個人情報保護法に配慮し全てご本人よりご承諾を頂掲載しています。

■目の下のくま・たるみ 症例-1 症例-2 症例-3 症例-4 症例-5 症例-6 症例-7 症例-8 症例-9 症例-10 症例-11 症例-12 症例-13 症例-14 症例-15 症例-16 症例-17 症例-18 症例-19 症例-20 症例-21 症例-22 症例-23 症例-24 症例-25 症例-26 症例-27 症例-28 症例-29 症例-30 症例-31 症例-32 症例-33 症例-34 症例-35 症例-36 症例-37
■アイデザイン 症例-1
■目の上下部分の脂肪除去と埋没法
■二重まぶたのプチ整形-埋没法 症例-1,2 症例-3
■目頭・目尻切開 症例-1 症例-2 症例-3
■鼻・唇・あごのプチ整形
■フォトRF
■その他

ケーススタディ (症例写真で見る施術の経過と詳細)
目の下のくま・たるみ 症例-1


27歳 女性

経過
数年前から目の下のくま、たるみが気になり始めた。この症状は年々明らかになり、近所の美容皮膚科を受診しました。
診察の結果、“目の下の血流が低下して循環不全を起こしているので、目の下のくまが出現している。”との診断を受けました。
治療はアイクリームの処方、目の下のマッサージ、目の下の血流改善のためのレーザー治療で、この治療を1年間継続したものの、症状の著しい改善しなかった。この症状を改善する良い治療法を探して、当クリニック受診となりました。

診察結果
目の下に中程度の過剰脂肪を認めました。まだ、27歳と若年層ではあるものの、この脂肪は年々肥大傾向にあること、目の下にたるみとして老化を感じさせる特徴認めたため、目の下の粘膜面から過剰脂肪を摘出する治療を行うことにしました。

治療後の結果
治療直後、翌日、2日後、一週間後の写真を見るとわかるように、腫れは最小限度で経過。
治療翌日、2日目の写真5-8を良く観察しますと、目の腫れは最小限であるものの、両方の目の下に赤い点状のものを認めます。これは目の下のくま、たるみ治療とともに行なった目の周りのイボのレーザー治療によるもので、目の下のくま、たるみ治療によるものではないことを付け加えておきます。
治療一週間後には目の下の眼輪筋(いわゆる“涙袋”)のむくみを認めるものの、治療4週間後には落ち着きました。

結果に対する評価
治療前後の写真を比較すると明らかなように、目の下のたるみ(老化を感じさせるサイン)は改善しました。たるみに伴う光の影(目の下のくま)も目立たなくなっています。
もう一つの重要なポイントは目の下の過剰脂肪が除かれたため、目が位置するスペースに余裕ができ、目の開きが良くなっていることがわかります。わかりやすく言うと、“目がぱっちりとした”のです。この効果は目の下の過剰脂肪を大半(7・8割)除去すると得られ、美容学的見地から見ると、大変好ましいものです。この治療法が人気がある理由として、目の下のくま、たるみに著しい改善を認めるばかりでなく、目の印象が良くなる(可愛いらしい目になる)という副次的(おまけ)効果があることによります。

症例写真をご覧の通り、手術直後からほとんど腫れることなく、翌日から普通の生活に戻ることが可能です。粘膜面に小さな穴をあけるのみですので、通常の手術に必要な縫合、抜糸などもありません。
確認のため、約4、5日後に再度受診することを勧めておりますが、経過が非常に良いことが多いため一度の治療のみで再度いらっしゃらない方も少なくありません。

この患者様の”目の下のたるみ治療”から一年が経過しました。この患者様の場合、両目の下から、かなりしっかりと(全体量の8-9割程度)を除去した患者様です。
私の治療経験上、この患者様より脂肪を多く除去することはございません。この症例のように内側から外側にかけてバランス良く脂肪を除去する限り、この治療の唯一の懸念事項である”目の下の凹み”は決して起こりません。そのことをこの症例写真が物語っております。
この治療を受けた患者様の満足度は大変高く、”目の下のたるみの悩みからすっかり解放され、明るく前向きに生きることが出来るようになった。”とのことです。

以前勤務していたクリニックで3年前に行った症例17以外、長期経過を追った症例が少ないのは、当クリニックが開業してまだ1年半だからです。
患者様の中にはこの治療の長期経過について、気になさる方がいらっしゃいます。しかし、一年後の経過に問題のない場合、3年後や10年後に突如症状が悪化するようなことは医学的に判断すると決してございませんのでご安心ください。3年後や10年後に症状が悪化する場合、一年後にもその徴候が必ず現れ始めます。
しかし、以前勤務していた症例を含め、これまでの私の行ってきた5年間の500例以上の”目の下のくま、たるみ”治療には治療後1年以上経過しても、悪い徴候は全く認めません。
また、”目の下の脂肪を除去すると、目の上から目の下に脂肪が降りてくる。”などという根拠のない俗説も、これらの長期経過を追跡した症例では全くその徴候を認めません。
目の下の脂肪を適切に除去すると、その部分には”瘢痕組織”と呼ばれる傷跡を埋め合わせる固い繊維状の組織がしっかりと生えます。ですから、目の下の脂肪を除去した場所に”目の上から脂肪が降りてくる。”という可能性は全くございませんのでご安心ください。
治療2年後の写真-17,18を見ると、1年前と全く変わりありません。医学的見地から申し上げますと、治療後2年以上経過して変化のない状態は、今後何年経過してもそのままです。つまり、この治療は目の下のくま、たるみをほぼ永久的に改善する優れた方法なのです。


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目の下のくま・たるみ 症例-2

44歳 女性

経過
30歳代前半頃から目の下のくま、たるみが気になっていました。他院に相談に行くと、”あなたの目の下のくまは目の下の凹みが原因なので、脂肪注入をしたほうがよい。”と言われたそうです。しかし、いきなり脂肪注入をするのには抵抗があったため、CUVOクリニックで行っている目の下のくま、たるみ治療の適応の有無を求めて来院されました。

診察
目の下の脂肪量:右>左。
目の下の色素沈着:軽度あり。
蒙古ひだ:なし。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:なし。

治療方針
治療前の写真-1,2をよく観察すると、この症例の目の下のくま、たるみは目の下の凹みが原因ではないことがわかります。本当の原因は目の下のたるみの存在で眼輪筋(いわゆる”涙袋”)の下が凸状に膨らみ、その下の骨上の線がへこんで見えるのです。このへこんで見える骨上の線を改善するには脂肪注入より、目の下のくま、たるみ治療が適しています。
目の下のくま、たるみ治療と同時に左目下の直径5ミリのホクロをレーザー除去する予定です。

治療後の評価
治療直後の写真-3,4を観察すると、治療前に目の下に存在した骨上の線が消失したことがわかります。脂肪等の除去は左右均等に行ったため、治療前に左右不対称だった目の下のくま、たるみは左右対称に改善しています。
治療翌日の写真-5,6を観察すると、右目の腫れが左よりも気になりますが、この腫れは治療2、3日後にほぼ消失するでしょう。
左目上のホクロは治療後数週間、赤みとなりますが、経過とともに次第に薄くなるでしょう。
治療1週間後の写真-7,8を観察すると、目の下の腫れはほぼ消失しておりますが、眼輪筋(いわゆる”涙袋”)がやや腫れています。この腫れは治療2~3週間後にほぼ落ち着くでしょう。
左眉毛内側のホクロ除去部は赤みになっていますが、この赤みは2~3ヶ月で消失するでしょう。
治療1ヶ月後の写真-9,10を観察すると、治療以前に存在した目の下のくま、たるみはほぼ消失しております。この症例の場合、結局目の下のくま、たるみ以外に、他院で指摘された脂肪注入等の治療を行う必要はありませんでした。ホクロの除去跡が消失するのに、さらに1~2ヶ月が必要でしょう。
この症例をよく観察すると、右上の目のくぼみも改善していることがわかります。これは目の下の過剰脂肪等が除去それ目の位置のバランスが良くなったためと思われます。
治療前と比較すると目の下のみならず、頬のたるみもやや改善されております。これは目の下に存在した過剰脂肪を除去したことで頬にかかる重みが減少し、頬が上ったことによります。


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目の下のくま・たるみ 症例-3

43歳 女性

経過
20代から目の下のくまが気になっていたそうです。自分でマッサージをして目の下のくまを解消しようと試みても、いっこうに改善しませんでした。最近になって目の下のくまが悪化する傾向にあったため、改善策を求めて当クリニック来院されました。

診察
目の下の脂肪量:中等度。
目の下の色素沈着:あり。
蒙古ひだ:なし。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:なし。

治療方針
目の下に存在する過剰脂肪の存在により、治療前の写真-1,2のごとく、ハの字型の典型的な目の下のくま症状が認められます。患者様は切開しないのであれば治療を希望したため、目の裏から目の下のくま、たるみ治療を行うことにしました。

治療後の評価
治療直後の写真-3,4を観察すると、目の下に存在した過剰脂肪が適切に除去されているのがわかります。
治療翌日の写真-5,6では軽度の腫脹を認めますが、他人に気がつかれるほどではありません。
治療1週間後の写真-7,8では目の下のくま、たるみが大幅に改善していることがわかります。両目直下の眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)がややむくんでいますが、このむくみも治療2~3週間後にはほぼ落ち着くでしょう。
治療1ヶ月後の写真-9,10を観察すると、眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)のむくみも取れ、ほぼ正常な状態まで回復しました。
今後目の下の色素沈着改善のためのスキンケア治療を行うと良いでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-4

35歳 女性

経過
数年前より目の下のくまが気になり、当クリニックホームページを見て来院されました。

診察
目の下の脂肪量:中等量、右=左。
目の下の色素沈着:軽度。
蒙古ひだ:なし。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:なし。

治療方針
治療前写真-1,2を観察すると、目の内側からハの字に伸びる目の下のくまが存在します。目の下に軽度の色素沈着がありますが、目の下の脂肪組織等の存在により目の下が膨らんでいるため、この色素沈着が強調されています。従って、目の下のくま、たるみ治療にて目の下の形を平らになるよう調節すると、目の下のくまを大幅に改善できるでしょう。

治療後の評価
治療1週間後の写真-3,4を観察すると、これらの写真はお化粧をしているので、必ずしも正当な評価は下せませんが、目の下のくまがすでに解消されていることがわかります。
さらによく観察すると、目の直下の眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)がまだ腫れているため、目の下がやや深く見えます。
治療1ヶ月後の写真-5,6を観察すると、眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)の腫れもほぼとれ、より自然な目元に戻っています。
このように目元の色素沈着と思われていたくまも、目の下のくま、たるみ治療を適切に行うことで画期的に改善出来ます。


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目の下のくま・たるみ 症例-5

26歳 女性

経過
数年前より目の下のくま、たるみが気になり、当院を訪れました。

診察
目の下の脂肪量:軽度。
目の下の色素沈着:少しあり。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:なし。

治療方針
治療前の写真-1,2のごとく、軽度の目の下のくまを認めます。年齢が若く症状は軽度ですが、将来の予防的な意味も含め、目の裏から行う目の下のくま・たるみ治療を行うことにしました。

治療後の評価
治療1週間後の写真-3,4を見ると、目の下のくま、たるみがほぼ改善しています。摘出された脂肪量は比較的少量ですが、目の下の余計な組織が解消されたため、目の開きが良くなり、目が“ぱっちりした”印象に改善されました。
このように若年者の目の下のくま、たるみも良好な結果が期待できます。


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目の下のくま・たるみ 症例-6

40歳 女性

経過
小学校の頃から目の下のくまが現れ、歳を重ねるにつれ少しずつ目の下が膨らんできたそうです。中学生以降になると目の下のくま、たるみの症状はさらに悪化し、どんなに寝ても何をしても改善されなかったようです。
20代前半になると、鏡に映しだされた自分の目の下のくま、たるみを見るたびに悩んでいたとのことです。他人に「目の下のくまがひどいけど、あまり寝ていないの?」と、事あるごとに言われるようになり、この症状を改善したいと思ったようです。
2年前、他院にカウンセリングに行った際、目の下を切開しなければこの症状は改善しないと説明されました。目の下の切開を行うと、少なくとも1週間は腫れ、内出血や縫合糸が残ると説明され、治療を踏みとどまりました。最近になり、当クリニックのホームページを見つけ、カウンセリングにいらっしゃいました。

診察
目の下の脂肪量:右<左(右は少量、左は中量)
目の下の色素沈着:軽度。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:なし。

治療方針
治療前の写真-1,2のごとく、典型的な目の下のくま、たるみを認めます。症状は左側がより顕著です。通常通りの目の裏からの目の下のくま、たるみ治療を行いました。

治療後の評価
治療直後の写真-3,4を見ると、目の下のくま、たるみ適切に行われ、腫れも最小限度です。
治療一ヶ月後の写真-5,6では、治療前に存在した目の下のくま、たるみがほぼ解消されています。
さらに、治療前の写真をよく観察すると、目の下の過剰脂肪の存在により、目の開きがやや狭いことがわかります。しかし、治療後の写真では過剰脂肪が適切に除去されたため、目の開きが良くなった(いわゆる、“目がぱっちり”した)ことがわかります。
この治療をせずに目の下のくま、たるみを放置していると、加齢に伴い、いわゆる“眼瞼下垂”と言われる症状が現れます。これまで、眼瞼下垂は目の上の筋肉の力が弱まることがその主な原因と言われていました。しかし、その一因が目の下に存在する過剰脂肪であることもわかってきました。眼瞼下垂予防の意味を含めて、目の下のくま、たるみ治療を適切に行うことが大切です。
治療後に依然存在する目の下の色素沈着は、時間の経過とともに少しずつ改善することが一般的です。早期に改善を望む場合は、漂白作用のあるスキンケア治療(ビタミンC導入、ハイドロキノン塗布など)を行うと良いでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-7

39歳 女性

経過
数年前から目の下のたるみが気になっていたそうです。インターネットで目の下のくま、たるみを検索して 当クリニックを探し当てました。彼女は現在の目の下のたるみを改善できるのであれば治療を強く希望されています。

診察
色素:両目内側に赤い色素沈着を軽度認める。
目の下の脂肪量:比較的大量 右=左
蒙古ひだ:なし。
眼球突出:なし。
身体所見上:特に異常なし。
美容治療経験:なし。

治療方針
写真-1~4を観察すると、目の下に比較的大量の脂肪が存在します。この過剰脂肪の存在が目に圧迫された印象を与えると同時に、目の下のたるみの直接原因となっています。この症例の場合、目の裏から行う目の下のくま、たるみ治療が最適です。

治療後の評価
治療直後の写真-5,6を見ると、治療直後から目の下のたるみが改善されています。除去脂肪を観察すると、比較的大量の脂肪が左右ほぼ同等に摘出されました。治療翌日の写真-7,8を観察すると、治療後の腫れはほとんどなく、目の下のたるみが十分に消失しています。この症例は私がこれまで治療した約3500例の中で、翌日の腫れが最も少ない症例の一つです。
治療後1週間の写真-9,10を見ると右目の眼輪筋(いわゆる“涙袋”)が依然ややむくんでいます。このむくみは治療後数週間で落ち着くことがほとんどです。
治療1ヶ月後写真-11~14の写真を見ると、右目の眼輪筋(いわゆる”涙袋”)の腫れも引き、治療後の結果としてほぼ落ち着きました。


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目の下のくま・たるみ 症例-8


30歳 女性

経過
数年前から目の下のくま、たるみが気になり、ホームページを見て当クリニックを受診されました。

診察
写真1~4のように両側の目の下の内側目頭側から中心にかけて、軽度の脂肪脂肪蓄積を認めます。
目の周囲には明らかな色素沈着は認めないが、脂肪蓄積によって目の下のくま、たるみが気になる状態と判断されました。脂肪蓄積は左側に右よりも多く認められました。

治療方針
年齢が30歳と若いですが、今後目の下のくま、たるみはさらに悪化してゆくと思われます。目の下の皮膚にしわも少なく、目の裏からの脂肪除去治療が非常に有効な症例と言えます。ご本人もこの治療を強く希望していたため、治療を行う事にしました。

治療後の評価
治療直後の写真5、6を見るとわかるように、両側目頭から中心にかけて認められた脂肪が除去され、たるみが改善されているのが一目瞭然です。治療直後は局所麻酔に含まれた血管収縮剤の影響で白色化していますが、これは治療後1時間で元の状態に戻ります。目の下まぶたの赤みも認めますが、数時間で元に戻るのが一般的です。治療直後の拡大写真6を見るとわかるように、目の内側から中心にかけて、過剰脂肪の存在した場所がややくぼんだ印象があります。しかし、これは数日のうちに皮膚の弾力性によって、平坦化するのが一般的です。目の下から除去された脂肪量は、下記のようにほぼ同量でした。
治療2日後の写真7、8を観察すると、両目眼輪筋(涙袋)のむくみを認めます。左目の下は薄化粧しているのは、治療後に発生した皮膚の下の軽度の着色を覆うためと思われます。ご本人曰く、やや赤みがあるので、メイクアップしているとのことでそのまま写真撮影を行いました。
治療7日後の写真9~12では左目の赤みはほぼ改善していると思われます。まだ眼輪筋(涙袋)の軽度のむくみを認めるものの、大方の腫れやむくみは一週間で落ち着いたと言えます。治療後2~3週間後にはこれらのむくみも完全に消えることが予想されます。
13-16(治療後一ヶ月)を見てわかるように、眼 輪筋(涙袋)のむくみは治療一週間の時よりも改善し、ほぼ正常範囲に戻ったことがわかります。ご本人は長年持ち続けていた目の下のくま、たるみの悩みから解放され、大変喜んでいらっしゃいます。
治療後4ヶ月の写真17-20をご覧下さい。4ヶ月経過し、目の下のむくみ等は完全に消えたと言えます。この写真を見るとおわかりのように、適切な量の脂肪を丁寧に均一に除去すると、決して目の下が窪んだりすることはなく、自然な感じの出来上がりとなりますので、ご安心ください。


採取した脂肪


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目の下のくま・たるみ 症例-9

39歳 女性 関東県出身

経過
15年前より、目の下のくま、たるみが気になって他美容外科を受診。診断は目の下の皮膚が余っているせいだと言われ、25万円を支払い目の下の切開術を受けました。余っていた皮膚を取り除いたものの、目の下のくま、たるみは改善せず、この症状はどうすることも出来ないと思いあきらめていました。
数週間前、当クリニックのホームページを見て、目の下のくま、たるみの原因が過剰脂肪であることを知り、当クリニックを受診されました。

診察
受診時の診察で、他医院で15年前に行われた下まぶたの切開によって、軽度の下まぶたの外反(いわゆる”あかんべー”)を認めました。目の下のくま、たるみの原因となる過剰脂肪が認められました。

治療方針
目の下の裏(結膜面)からの治療による過剰脂肪の摘出治療の適応と判断し、治療を行うことにしました。

(1)治療前正面です。明らかな目の下のくま、たるみが過剰脂肪により生じています。

(2)治療前正面拡大です。左右差をよく見ると左の脂肪量がやや多く見えます。

(3)治療前斜め拡大です。目の下のたるみ、色素沈着を認めます。

(4)治療後横拡大です。横から見ると、脂肪による膨らみを認め、目の下のくま、たるみの主な原因が過剰脂肪であることがわかります。

(5)治療直前のデザイン風景

(6)デザイン後

(7)治療直後の正面です。やや目が赤くなっています。これは麻酔がさめる約1時間後には元に戻ります。

(8)治療直後正面拡大です。麻酔によるむくみ等がややありますが、すでに目の下のくま、たるみは改善されています。治療直後でもほとんど他人には気がつかれません。軽いお化粧も可能です。

(9)治療直後斜めです。斜めから見ても、目の下のくま、たるみが改善しているのがわかります。白っぽく見えるのは麻酔による影響ですが、約一時間で元に戻ります。

(10)治療直後側面です。過剰脂肪による目の下のふくらみが消失しているのがわかります。

(11)~(18)治療後一週間です。どの写真を見ても、腫れはほぼ引いており、正常な状態に戻ったと言えます。
この患者様の長年の目のくま、たるみのコンプレックス(悩み)が解決して、すっきりされたようです。 まだ、一週間ですので、多少のむくみが残っています。最終的に落ち着くのは数週間後で、目の感じはさらに自然になることが予想されます。 多くの患者様が気になさる、治療後のしわ、くぼみ、色素沈着も時間の経過とともにさらに目立たなくなります。
目のくま、たるみの除去とその後のスキンケアは別物として考えるべきです。この女性の場合、過剰脂肪による目のくま、たるみにはもう二度と悩む必要はあ りません。脂肪細胞を除去しているので、再度脂肪がつくことはないからです。 今後の課題としては、スキンケア(ビタミン含有ローション、ハイドロキノンなどの塗布、ケミカルピーリング、イオン導入など)によって、しわ、色素沈着 をケアしてゆけば良いでしょう。

従来までは、目のくま、たるみとしわを一気に解決するために、目の下の皮膚切開によって過剰脂肪と余剰皮膚を切除していましたが、この治療法にはいくつ かの欠点があります。

1)目の下に傷口を残すこと
2)社会復帰(ダウンタイム)が長いこと。何故なら目の下を縫合して、1週間後に抜糸をしなければならない。
3)いわゆる"あかんべー"(目の下が外反)して不自然さを残す可能性があること。
4)外側まで切開をして、涙袋(眼輪筋)を切断すると、涙袋が平になってしまい、魅力的な眼力を失う可能性があること。

目のくま、たるみを目の裏側から脂肪を除去することで治療すると、これらの欠点は一つも起こりません。ですからこの患者さんのように、まずは目のくま、 たるみを目の裏から治療し、その後もし、気になるしわがある場合はスキンケアで治療する方が、皮膚切開法よりずっと安全なのです。


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目の下のくま・たるみ 症例-10

42歳 女性

経過
4年前くらいから目の下のくま、たるみが気になり始めました。
2年前に目の下に他院にてヒアルロン酸を注入しましたが、すぐに吸収されてしまったとのことです。さらに半年前、ヒアルロン酸を再度注入しましたが、あまり効果を認めず、やはりまた再吸収されてしまったそうです。それ以外に主な美容医療の経験は特にありません。

診察
両“目の下のたるみ”を認めます。眼窩下縁に沿ってハの字に広がった赤っぽい“目の下のくま”も同時に認めます。

眼領域を含めた身体所見上、特に異常なし。
血圧120/70mm Hg、脈拍64
既往歴;とくになし。
喫煙;なし。
飲酒;なし。
脂肪量;右 = 左(両外側に軽度の脂肪蓄積あり)
色素沈着;特に認めない。
しわ;左眼輪筋直下にやや認める。
蒙古ひだ:ほとんどなし。
脂肪量;中等度。
眼球突出;なし。

治療方針
症例写真1~4のように、皮膚が薄めで、目の下の過剰脂肪がくま、たるみとなって現れた症例です。
目の下の皮膚にしわなどは少なく、良い状態で保たれています。過剰脂肪の摘出、および目の下の皮膚のリフトアップ効果を狙い、目の裏からのたるみ治療を行なうこととしました。

治療後の評価
治療直後の写真5、6を見ると、麻酔の影響で目の周りが黄色く見えます。しかし、この黄色みは治療後1~2時間で消失します。
除去した脂肪を観察すると、黄色よりオレンジ色が強く、このような方の目の下のくまは、赤っぽく見えることが多いのです。
治療2日後の写真7、8を見ると、目の下のくま、たるみは改善しているのがわかります。
目の下の直下に存在する眼輪筋、いわゆる“涙袋”が腫れています。この腫れのために、脂肪を除去してたるみを改善した部分がやや深く見えます。
しかし、この腫れは治療後1~2週間で落ちつくことが予想され、その頃には自然な感じとなります。
治療1週間後の写真色-9、10を観察しますと、眼輪筋(いわゆる”涙袋”)のむくみはまだ残っていますが、目の下のくま、たるみが改善されていることがわかります。
治療1ヶ月後の写真-11~14では眼輪筋(いわゆる”涙袋”)のむくみもほぼ正常範囲まで戻ったことがわかります。
この頃から患者様の満足度は高くなります。しかも、その効果は通常、永久的であるのがこの治療の優れているところです。


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目の下のくま・たるみ 症例-11

34歳 女性

経過
10代前半の頃から目の下のくま、たるみが気になっていたそうです。その症状は歳を重ねるごとに悪化しているそうです。
数ヶ月前、他人から「目の下のくまがひどいけれど、どうしてそんなに疲れているの?」と指摘され、愕然としたようです。この出来事を契機に、思い切って目の下のくま、たるみ治療を受ける決意に至ったとのことです。

診察
目の下の脂肪量:中~多量 右<左が特に多い。
蒙古ひだ:なし。
眼球突出:なし。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:なし。

治療方針
治療前写真-1~4を観察すると、目の下のくま、たるみが目立っているのがよくわかります。たるみは特に左側で目立ちます。
ご本人は左目のたるみが強いため、治療後の皮膚のたるみ、しわ等を心配されています。しかし、皮膚切開法による目の下のくま、たるみ治療は受けたくないとのことです。
年齢と皮膚の状態から、左目の下の皮膚は治療後に収縮すると判断し、目の裏からの目の下のくま、たるみ治療を行うことにしました。

治療後の評価
治療直後の写真-5,6を見ると、眼輪筋(涙袋)の腫れが目立ちます。たるみの強い左目は治療直後には皮膚が縮んでいないため、まだ目の下のたるみが残っているように見えます。治療2日後の写真-7,8を見ると、たるみの強かった左目の下の皮膚も縮み始め、たるみが目立たなくなってきています。
治療1週間後の写真-9,10を見ると、眼輪筋(涙袋)の腫れが目立ちます。この腫れは今後1~2週間で落ち着くでしょう。
ご本人は目の下のたるみ部分に残っているしわを気されています。こういった症状は時間の経過とともに改善してゆきます。もし、早期の治療を望む場合は、ヒアルロン酸注入などのスキンケア治療を行うと良いでしょう。
多くの方が目の下のくま、たるみ治療後の皮膚のたるみ、しわ等の発生を心配されています。しかし、皮膚は予想以上に収縮する能力がありますから、皮膚自体のたるみやしわ症状を過剰に心配する必要はありません。
従来まで、目の下のたるみが強い場合、目の下の皮膚切開法による治療が一般的でした。しかし、皮膚切開法を用いなくても、目の裏からの治療で十分に目の下のくま、たるみを改善できることがこういった症例から証明されています。
治療1ヶ月後の写真-11~14を観察すると、両目下の眼輪筋(いわゆる涙袋)の腫れもほぼ回復しました。
ご本人は目の下の色素沈着と右目の下のしわ等を気にされています。
このような症状は時間の経過とともに改善し、治療後3ヶ月程度でほぼ落ち着きます。もし、早期に改善を望むのであれば、スキンケア治療を行うと良いでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-12

28歳 女性

経過
今年の春頃より仕事が忙しくなり、顔が疲れて見えることが気になりだしたそうです。周りの人からも“最近疲れているように見えるけれど、大丈夫?”と言われるようになり、そのことをとても意識するようになったそうです。特に目の下のくまが気になり、当院を訪れました。

診察
目の下の脂肪量:中等度。
目の下の色素沈着:軽度。
蒙古ひだ:なし。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:なし。

治療方針
目の内側から中央にかけて治療前の写真-1,2のごとく、軽度の目の下のくまを認めます。年齢が若く症状が軽度ですが、将来の予防的な意味も含め、目の裏から行う目の下のくま、たるみ治療を行うことにしました。

治療後の評価
治療直後の写真-3,4を観察すると、目の下に存在した過剰脂肪が適切に除去され、両目直下の眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)が現れています。
治療1ヶ月後の写真-5,6では目の下のくまが改善しています。
今後、目の下の色素沈着改善に向けたスキンケア(漂白剤塗布など)を行うと良いでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-13

24歳 女性

経過
数年前より目の下のくまが気になり、当院を訪れました。

診察
目の下の脂肪量:中等度。
目の下の色素沈着:あり。
蒙古ひだ:あり。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:なし。

治療方針
治療前の写真-1,2のごとく目の内側から中央にかけて、色素沈着を伴った目の下のくまを認めます。また、眼輪筋(いわゆる涙袋)の下にシワを認めます。
年齢が若く症状は軽度ですが、目の下のくま・およびしわの改善と、将来の予防的な意味も含め目の裏から行う目の下のくま・たるみ治療を行うことにしました。

治療後の評価
この治療により、目の下のくま(色素沈着)を強調していた色素の濃い過剰脂肪が、適切に除去されました。
治療1週間後の写真-3,4では、目の下のくまやしわがある程度改善しています。このように若年者の目の下のくまやしわも、ある程度までの症状改善と、将来的な目の下のくま・たるみの悪化予防を考慮すると治療適応となります。
今後、目の下の色素沈着改善に向けたスキンケア(漂白剤塗布など)を行うと良いでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-14

24歳 女性

経過
目の下のくま治療のカウンセリングに来られました。患者様の訴えによると、目の下のくまは小学校2年生(7歳児)の頃から気になっていたそうです。その頃からお母さんのお化粧を借りて、目の下のくまを隠していたそうです。現在まで17年間、悩んでいた目の下のくまを少しでも改善する方法がないか探し続けていたところ、当クリニックのホームページを見つけ来院されました。

診察
目の下のくま:色素沈着あり。
目の下の脂肪量:少量 右=左
蒙古ひだ:なし。
眼球突出:なし。
身体所見上:特に異常なし。
治療経験:なし。

治療方針
写真-1~4を観察すると、目の下のくまが存在します。
目を上転させた写真-5を見ると目の下に膨らみが現れ、過剰脂肪の存在がはっきりとわかります。この過剰脂肪が目の下のくまを強調させています。この症例の目の下のくまの改善は、目の裏から行う目の下のくま、たるみ治療が最適です。

治療後の評価
治療直後の写真-6,7を見ると、治療直後から目の下のくまが改善されています。除去脂肪を観察すると、通常よりオレンジの色調が濃くなっています。
皮下にこのように色調の濃い脂肪が存在した場合、この脂肪に光が吸収率されて目の下の皮膚が黒く見えます。
つまり、一般的に色素沈着が原因と思われる目の下のくまも、実は目の下に存在する過剰脂肪が原因である場合が少なくありません。
治療2日後の写真-8,9を見ると全体的にむくみが認められますが、治療前に認められた目の下のくまはほぼ消失しています。
左目下をよく観察すると、やや青みがかった色調を認めます。これは治療後に軽度の内出血が発生したものです。このような軽度の内出血は約1%(100人の患者さん中1人程度)の確率で起こるようです。
この変化は約1週間程度で自然に消滅しますが、気になる場合はファンデーションやコンシーラーで隠しておくと良いでしょう。
治療4週間後の写真-10~14を確認すると、治療前に存在した目の下のくま、たるみは改善したことがわかります。
特に治療後眼球上転時拡大写真を見ると、治療前に存在した色素の濃い脂肪が除去された結果、目の下のくまが大幅に消失しています。
今後は目の下の皮膚のスキンケアを行うことで、皮膚に残った色素沈着を少しでも薄くすると、さらに良い結果が期待できるでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-15

50歳 女性

経過
3年前から目の下のたるみが気になり始めました。両目の下のしみはそれ以前から存在し、次第に濃くなってきたそうです。これまで主な美容医療の経験はありません。

診察
目の下のたるみとしみを認めます。 眼領域を含めた身体所見上、特に異常なし。

血圧99/71mm Hg、脈拍70
既往歴:とくになし。
喫煙:10本/日。
飲酒:なし。
脂肪量:右 >左で、量は比較的多い。
色素沈着:両目下にしみを認める。左右、直径11ミリの色素斑
しわ:両目の下の眼輪筋と脂肪の間に生じている。
蒙古ひだ:ほとんどなし。
眼球突出:なし。

治療方針
写真1、2のように比較的大量の過剰脂肪が目の下に蓄積しています。それが原因で、目の下のたるみが目立っています。適切量(全体量の60~70%)の脂肪除去を含めた目の下のたるみ治療が有効です。
しみは両目下に黒い影状に見えますが、老化性色素沈着症と診断されます。このタイプのしみはQスイッチレーザー(532nm)治療が有効です。

治療後の評価
治療直後の写真3、4を見ると、麻酔の影響で目の周りが黄色く見えます。しかし、この黄色みは治療後1~2時間で消失します。
治療翌日の写真5、6を見ると、治療直後より、むしろむくんでいるため一時的に治療前に戻ったかのような状態となります。レーザー照射を行った目の下のしみは一時的に色素が濃く見えます。
しかし、治療7日後の写真7、8を見ると、目の下のたるみとしみは、どちらも満足のゆく程度まで改善します。
この症例のように50歳代以降の女性は、脂肪摘出量を通常よりやや少なめに摘出するようにすると、症状回復は20・30代の若年層とほぼ変わらずに良好です。
この女性は“3年前より急激に目の下のたるみが目立ってきた。”と訴えています。
目を支える靭帯等の組織は加齢とともにゆるみ、ある時破綻をきたして目の下の奥から脂肪が皮膚近くまで飛び出してくる(脱臼)ことがあります。このような場合、患者様は目の下のくま、たるみが一気に現れたと感じることが多いようです。
治療は皮膚の近くまで出てきた過剰脂肪を平らになるまで均一に摘出すると、症状は一週間後(写真7、8)にすでに改善しています。
治療前後の写真を比較すると、治療後に目の下のたるみが改善したのみでなく、余分な脂肪が除去されたため、目の上下の開きが良くなります。そのため、元来ある奥二重がよりはっきしりして、“目がぱっちりした”ような印象になります。
治療後一ヶ月後の写真-9、10では眼輪筋(いわゆる”涙袋”)のむくみもとれ、落ち着いてきたと言えます。
しかし、右目の目の下の皮膚の窪みがまだ残っています。このような症状は中高年以降の方に認められることがあります。
しかし、このような症状は治療後3~4ヶ月で自然に改善します。
早期改善を望む場合、目の下の皮膚深部にヒアルロン酸注入を行うことも良い方法です。注入したヒアルロン酸は一年程度で次第に吸収されます。この間に目の下の窪みは自然に改善するので、たいていの場合一度のヒアルロン酸注入で済みます。
今回の症例ではご本人が現状に満足しているので、そのような治療は行いませんでした。
治療後2ヶ月目の写真-11,12を見ると、両目とも腫れが完全に落ち着きました。また、目の開きが良くなり、その影響は目の下ばかりではなく目の上にも認められます。今後目の下のしみを中心にスキンケア治療を行う予定です。


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目の下のくま・たるみ 症例-16

36歳 女性

経過
数年前から目の下のたるみ、口元のしわ、額のしわが気になり始めました。また、肌のきめが粗いのと目の周りの色素沈着が気になるとのことです。これまで主な美容医療の経験はありません。

診察
目の下のたるみ、目の上の窪み(+)口元、額のしわ(+)。 眼領域を含めた身体所見;特に異常なし。

目の下の脂肪量:右 >左で、量は中等度。外側の脂肪(-)。
色素沈着:両目周囲に色素沈着(+)。
しわ:両目の下の眼輪筋(いわゆる“涙袋”)と脂肪の間(+)。
蒙古ひだ:なし。
眼球突出:なし。
血圧122/88mm Hg、脈拍74
既往歴:アトピー性皮膚炎(+)。
喫煙:10本/日。
飲酒:なし。

治療方針
写真1、2を観察すると、目の下のくま、しわ、目の上の窪みが気になります。目の下のくまは一見、色素沈着が原因と思われます。目の下を注意深く観察すると、色素沈着は目の下のたるんだ皮膚に沿って濃くなっています。
この症例の目の下のくまは、目の下のたるみ治療で改善します。それは目の下のたるみがくまを濃くみせているためで、たるみを改善するとくまも一緒に改善するからです。目の下のしわは目直下にある眼輪筋(涙袋)と、その下に存在する過剰脂肪の間に発生しています。このしわも“目の下のくま、たるみ治療”で改善するでしょう。
さらに、目の上の窪みですが、この症状も大変気になります。それは、右目の上の窪みが著しく、右目は三重となり、左右不対称となっているからです。しかし、“目の下のくま、たるみ治療”は目のバランスを良くする働きがあるため、このような症状もある程度改善するでしょう。
額のしわは軽度であるため今回は治療を見送り、口元のしわにはヒアルロン酸注入を行うことにしました。

治療後の評価
治療直後の写真3、4を見ると、目の周りがやや赤く見えますが、この赤みは数時間で消失します。この患者様はアトピー性皮膚炎があり、皮膚が硬く変化しているので、目の下のくま、たるみ治療の改善効果は通常よりも少ないと説明しました。
しかし、治療7日後の写真5,6を見ると、目の下の色素沈着が残っているものの、目の下のしわが改善されつつあります。興味深いことに目の上の治療は何も行っていないにもかかわらず、目の上の窪みも改善しつつあります。
治療4ヶ月後の写真7,8を観察すると、目の下のしわはさらに薄くなり、目の下のくまも一段と改善しました。特筆すべきは目の下のくま、たるみ治療のみで、目の上の窪みが見事に改善されたことです。
このように目の下のくま、たるみ治療は眼周囲全体にも良い影響を及ぼすと言えます。眼は加齢とともに、目の下の過剰脂肪等の重みで下に降ります。過剰脂肪組織等を除去することで、眼が良い位置に戻るため、加齢とともに生じた目の上の窪みも改善すると思われます。まだ、完全に消えていない目の下のしわ、色素沈着等はアトピー性皮膚炎の治療を含めたスキンケアを行うとさらに改善できるでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-17

35歳 女性

経過
4年前くらいから目の下のくま、たるみが気になり始めました。4年前、他院にて目の下の切開法によるたるみ治療を受けたそうです。しかし、目の下のたるみ症状は、治療後もあまり改善しなかったとのことです。本人はこれ以上、どうすることもできないと思っていたそうです。しかし、やはりあきらめきれず、ホームページを見ていたところ、当クリニックの存在を知り、カウンセリングにいらっしゃいました。

診察
両目の下瞼の際に沿って、4年前に他院にて行なわれた皮膚切開法による瘢痕を軽度認めます。さらに、目の外側にて下瞼の外反傾向、いわゆる“あかんべー”を若干認めます。目の下のたるみに対する切開法を行なったにもかかわらず、左右両方に明らかな“目の下のたるみ”を認めます。

眼領域を含めた身体所見、特に異常なし。

薬のアレルギー:なし
飲酒:飲まない
たばこ:吸わない
血圧: 108/71 脈:70
既往歴:とくになし
脂肪量:中等度、右 = 左(両外側に軽度の脂肪蓄積あり)
色素沈着:特に認めない
蒙古ひだ:ほとんどなし
眼球突出:なし

治療方針
4年前、他院で行なわれた目の下のたるみ切開治療の後、写真1、2からわかるように、両下瞼の外反、いわゆる“あかんべー”をやや認めます。その傾向は特に左目で強いようです。
前回の治療では適切な脂肪除去を行なっていなかったため、目の下のたるみはほとんど改善しておりません。従って、たるみの原因となっている過剰脂肪除去と皮膚のリフトアップを目的として、目の裏から目の下のたるみ治療を行なうことにしました。
治療後4週間の写真5、6を見ると、目の下にある眼輪筋、いわゆる涙袋の腫れもほぼ治まっています。
治療前後の写真を良く観察しますと、目の下のくま、たるみが改善後、顔の表情が優しくなっています。この”優しい表情への変化”は目の下のくま、たるみ治療を受けたほとんどの方に認められます。目の下に過剰脂肪があると、目に圧迫感があり、いわゆる”三白眼”様のように見えるため、少なからずマイナスの印象を与えます。
しかし、目の下の過剰脂肪が除去されると、目の圧迫感が取れ、微笑むときに現れる眼輪筋、いわゆる”涙袋”がわかりやすくなり、顔全体の表情が優しく見えるようになります。
さらにご本人曰く、「4年前に他院で受けた目の下切開治療の後に生じた、いわゆる”あかんべー”が良くなり、目があまり乾燥しなくなりました。」とのことです。

治療後の評価
治療後1週間の写真3、4を見ると、治療前に存在した目の下のたるみはほぼ改善しております。
目の下の眼輪筋、いわゆる涙袋のむくみが認められます。このむくみはあと1週間程度で治まるでしょう。
摘出した脂肪の量は中等度で、左右ほぼ同量でした。
治療前のカウンセリングで、本人は「目が乾燥するのだが、これ以上“あっかんべー”の状態にならないか?」と言う疑問を持っておられました。しかし、この治療を行なうと、写真3、4からわかるように、むしろ目の下の皮膚に余裕が出来るので、“あっかんべー”の改善効果があります。


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目の下のくま・たるみ 症例-18

31歳 女性

経過
“目の下のくま、たるみ”が20代後半から現れ始めたそうです。さまざまな治療を試みましたが、画期的な改善効果を認めなかったそうです。インターネット検索により当クリニックを探し当て、目の下の治療のために来院されました。

診察
写真1−4で、両目の下内側から真ん中にかけて、“目の下のくま、たるみ”を認めます。特徴的なのは目の下内側から両外側に“ハの字”に伸びる線です。この線は、目の下の過剰脂肪による皮膚のたるみにより目立っています。過剰脂肪の量は左右でほぼ同量と判断しました。

治療方針
この患者様は典型的な“目の下のくま、たるみ”の両方を伴った症例です。目の裏からの治療で、“目の下のくま、たるみ”の原因である過剰脂肪を適切に除去します。この操作により、目の下の皮膚がたるみのない位置にリフトアップすることを目的とします。そうすることによって、“目の下のくま”も目立たなくなることが予想されます。

治療後の評価
治療直後の写真−5、6を見るとわかるように、適切な治療を施すと直後から“目の下のくま、たるみ”は消えました。この患者様の場合、腫れは最小限度で済んだようです。摘出された脂肪の量は中程度でした。
治療翌日の写真-7、8ではやや赤みと腫れが目立ちますが、治療2日目の写真-9、10を見ると、その赤みと腫れがすでに引いています。
治療後10日後の写真11、12では腫れ等はほぼ消失し、目の下のくま、たるみが改善したことがわかります。
この症例のように、目の下のくま、たるみは顔を変えたりするいわゆる”美容整形”とは異なり、とても自然な出来上がりが期待出来る治療なのです。


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目の下のくま・たるみ 症例-19

34歳 女性

経過
この患者様は5年前、他院にて目の下のくま、たるみに対する皮膚切開法を行ったそうです。
当初はある程度結果に満足していました。しかし、少しずつ症状が戻り始め、2年前、前回と異なるクリニックで、目の下の眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)にヒアルロン酸を注入したそうです。
今回の来院目的は左右不対称となっている“涙袋”を改善し、自然な感じの目元に戻せるかについてです。

診察
目の下のくま:色素沈着あり。
目の下の脂肪量:少量(過去に摘出) 右=左
蒙古ひだ:なし。
眼球突出:なし。
身体所見上:特に異常なし。
治療経験:目の下のたるみ切開法(他院にて5年前)/目の下のヒアルロン酸注入(他院にて2年前)

治療方針
写真-1,2を観察すると、眼輪筋部(いわゆる涙袋)の部分が不自然に厚く、目の下のくまが目立ちます。
その主な原因は2年前に他院で眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)に注入されたヒアルロン酸と考えられます。最初にこの不必要なヒアルロン酸を除去することにしました。ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼと呼ばれる分解酵素を注入することで消失させることが出来ます。その治療結果を待って今後の方針を立てる予定です。

治療後の評価
ヒアルロニダーゼ注入1週間後の写真-3,4を観察すると、眼輪筋部(涙袋)のヒアルロン酸が分解され目の下の膨らみが軽減しました。しかし、目の下のくまは依然目立ちます。それは5年前に行った、目の下のたるみ切開法による、皮下組織の癒着が原因と考えられます。そこで、目の裏から眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)と皮下組織の癒着し、目の下のくまを改善する治療を試みました。治療1ヶ月後の写真-5,6を観察すると、目の下のくまは以前と比べ、目立たなくなっています。今後は色素沈着改善のため、スキンケア治療を行う予定です。


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目の下のくま・たるみ 症例-20
目頭切開 症例-2


26歳 女性

経過
この患者様は長年“目を大きくしたい”と思っていました。今回は“美容外科的に少しでも目を大きくすることが出来るのか?”についてカウンセリングに来られました。
これまでに主な美容外科的治療の経験はありません。

診察
目の横幅距離:約33ミリ
目と目の間距離:約38ミリ
目の下のくま:色素沈着あり。目の上転時に確認出来る目の下の過剰脂肪あり。
脂肪量:右<左
蒙古ひだ:なし
眼球突出:軽度あり
身体所見上:特に異常なし

治療方針
写真1-4からわかるように、目が小さい印象を感じさせます。この患者様の場合、目が小さく見える原因が二つあります。
一つめは目の横幅より目と目の間の距離が約5ミリほど長いためです。
二つめは目の下に過剰脂肪が存在し、目の開きを悪くする要因となっていることです。
さらにこの症例は目の下のくま(色素沈着)が目立ちますが、やはりこの過剰脂肪の存在で悪化しています。
上記2つの要因を改善するため、目頭切開と目の下のくま、たるみ治療を行いました。

治療後の評価
写真ー5のように目頭切開の距離は両目ともに内側に約2ミリづつ切開しました。論理的には両目横幅が35ミリに伸び、目と目の距離が34ミリとなります。しかし、実際には2ミリ切開しても、0.5ミリ程度は元に戻ることが多いので、両目横幅34.5ミリ、目と目の間の距離35ミリ程度となると予想されます。
目の下のくま、たるみ治療は目の下の色素沈着改善、および目の開きを改善し、目を上下に大きくする目的で行いました。
治療直後の写真-6,7を観察すると、目頭切開治療後の縫合糸とその後が赤く見えます。
目頭切開治療と同時に、目の下のくま、たるみ治療を行いましたが、腫れ等はあまり目立っていません。
摘出された脂肪の量は通常ですが赤い色調が強く、目の下のくまが濃く見える原因であったと言えます。
目頭の皮膚片は上下2個ずつ、左右対称になるように切除しました。
治療1週間後の写真-8,9を見ると、治療前と比べると顔に対する目のバランスが良くなりました。これによって、治療前の“目が小さい。”という印象は大幅に改善されました。
目頭切開治療の傷跡は抜糸時、つまり治療1週間後にほぼ目立たなくなります。その後、傷跡の赤みが現れますが、この赤みも治療後2~3ヶ月で少しずつ消えてゆきます。
目の下にある眼輪筋(いわゆる涙袋)が腫れているため、一見目の下のくまは改善していないように見えます。しかし、目の下の色素沈着を濃く見せている過剰脂肪等の原因を除去したので、眼輪筋のむくみがとれる治療一ヶ月後には目の下のくまも大幅に改善するでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-21

71歳 女性

経過
知人の紹介で、頬のシミ治療を目的として当クリニックを来院されました。その際、約40年前から現れた目の下のくま、たるみの治療の可能性についても尋ねられました。ご本人の両親にも同様な目の下のくま、たるみがあったので、しょうがないとあきらめていましたが、もし皮膚切開などの手術をしないで改善出来るのであれば治療を受けたいと考えています。

診察
写真1、2を見ますと、右頬部に直径3cm程の大きなシミを認めます。これは老人性色素班(いわゆる紫外線による老化現象としてのシミ)と診断しました。
目の下のくま、たるみは目の下の過剰脂肪が原因によるもので、目の下の表情しわも目立っています。

眼領域を含めた身体所見、特に異常なし。

薬のアレルギー:なし
飲酒:飲まない
たばこ:吸わない
血圧: 108/71 脈:70
既往歴:とくになし
脂肪量:中等度、右 = 左(外側に脂肪蓄積なし)
色素沈着:特に認めない
蒙古ひだ:ほとんどなし
眼球突出:なし

治療方針
シミに関してはQスイッチ・ヤグレーザー(532nm) にて治療することにしました。

目の下のくま、たるみは、目の裏から傷跡を残さずに治療できるのであれば治療を受けたいとの希望があったので、しわなどがある程度残る可能性があることを理解して頂いた上で目の裏からの治療を行なうことにしました。

治療後の評価
治療後1ヶ月の写真3、4を見ますと、治療前に存在した右頬のしみは以前と比べてかなり薄くなっています。このようにレーザーに良く反応する場合は、前回の治療から2ヶ月程経過してから再レーザーを行なうと、さらに改善することが期待出来ます。最初にお支払い頂いた料金分(2ヶ月おきに3回の照射)で、最初の治療から半年後にほとんどしみは目立たなくなるでしょう。

次に目の下のくま、たるみも、治療後1ヶ月の写真3、4を観察しますと、ほぼ改善していると言えます。しかし、年齢が71歳と高齢ですから、当然しわなどが完全に消失するというわけには行きません。しかし、治療後に明らかに目立つようになったしわ等がが現れてもいませんから、このような高齢な方でも皮膚切開することなく、目の裏からの治療で十分な結果が期待出来ると言えます。

今後、眉間や口元を代表とする顔全体に生じているしわ及び、シミに対するスキンケア治療を行なうと、このような高齢な方でも画期的な若返りを期待出来るでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-22

31歳 女性

経過
他院にて目の周りの美容治療を複数回にわたって受けました。
治療後に生じた目の周りの傷跡や目の下の内側の凹みが気に入らず、改善の余地があるかどうかについて来院されました。

診察
目の下の脂肪量:両側外側にやや取り残しあり。
目の下の色素沈着:なし。
蒙古ひだ:なし。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:他院にて二重切開法、目頭切開、目尻切開、目の下切開による目の下のくま、たるみ治療。

治療方針
他院にて複数の治療を行っているので、目に生じた傷跡を修正するのは困難な症例です。ただし、目の下の内側の凹みの原因は、他院の目の下のくま、たるみ治療が内側部位のみに行われたためと考えられます。そこで今回は、目の下の内側に生じた凹みを改善するため、過去の治療によって生じた内側の癒着剥離除去と外側脂肪摘出、および被膜解離を行うことにしました。

治療後の評価
治療前の写真-1,2を観察すると、両目の下の内側が凹んでいることがわかります。除去組織を見ると、通常摘出量の1/3程度の脂肪組織等が目の下、外側に存在していました。
治療1ヶ月後の写真-3,4を観察すると、治療前に比べて目の下の凹みが改善しています。このように一見治療困難に見える目の下の凹みも、目の下の内側、外側のバランスを調整することで大幅に改善できます。


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目の下のくま・たるみ 症例-23

37歳 女性

経過
数年前から目の下のたるみが気になっていました。この“目の下のたるみ”に関して、この患者様はご自分のことを“幸が薄そうに見える”と感じており、長年なんとかしたいと思っていたようです。いくつか美容外科を訪れてたところ、目の下の皮膚を切開する方法を勧められたそうです。しかし、顔に傷がつくのを恐れ実際に治療に踏み切るまでには至らなかったとのことです。最近になって、インターネット検索により当クリニックを見つけ、皮膚を切ることなしに“目の下のたるみ”を改善できることを知って受診されました。

診察
治療前写真1~4を観察すると、この患者様の場合、皮膚が厚めなので、目の下のたるみはそれほど目立ちません。
しかし、全体的に目の周りの脂肪に覆われていて、目が小さく見えます。さらに、斜めからの写真を観察すると両目の下で過剰脂肪が前に出ていることがわかります。
また、脂肪の存在する場所はやや赤っぽく見えます。この過剰脂肪により、眼輪筋(いわゆる“涙袋”)全く見えず、表情に乏しい印象を与えています。

治療方針
年齢が37歳と“目の下のたるみが”気になりだす年齢と言えます。眼輪筋(いわゆる“涙袋”)と目の下の脂肪の間にはしわが現れ始めています。明らかな“目の下のたるみ”はまだ出現しておりませんが、その傾向は年々強くなると言えるでしょう。最近になって、患者様自身が “目の下のたるみ”が気になりだしこと自体、この治療の適応と考えてよいでしょう。この患者様の場合の治療方針として、
(1)目の下の過剰脂肪を目の下の皮膚が平らになるまで均一に除去すること。
(2)目の下の皮膚を余分な脂肪が取り除かれた位置にリフト・アップさせること。
を行うことにしました。

この治療によって期待できる効果は、
(1)過剰脂肪による目の下の膨らみが減り、赤い皮膚色の改善、眼輪筋(いわゆる“涙袋”)と過剰脂肪の間にできているしわが薄くなる。
(2)目の下の皮膚がリフト・アップされ、眼輪筋(いわゆる“涙袋”)が現れ、表情豊かな若々しい目元を獲得できる。
(3)目の下の過剰脂肪による目の周りの圧迫感が減るため、目が軽くなる。目を圧迫していた脂肪を除去することで目の開きが良くなり、目が大きく見える。
(4)今のうちに目の下の過剰脂肪を除去することで、加齢とともに悪化する目の下のたるみやしわを効果的に予防できる。
上記の効果を期待して“目の裏からアプローチする目の下のたるみ改善治療”を行いました。

治療後の評価
この患者様の場合、一見すると、目の下のくま、たるみはさほどひどくありません。それはこの患者様の皮膚が厚く、その下の過剰脂肪が皮膚の上に直接的に反映されていないからです。
しかし、厚い皮膚とともにこの過剰脂肪の存在により、“目が埋もれた”ような印象が強いと言えます。この傾向は加齢とともに悪化されることが予想されます。
治療直後の写真5、6を見るとおわかりのように、過剰脂肪が除去され、目の印象が軽くなったように見えます。
しかし、治療翌日の写真7、8を観察すると目の下がむくんでいることがわかります。特にむくみは右目で顕著と言えます。
しかし、このむくみは一時的で治療後3日目の写真9、10ではこのむくみがすでに引き始めていることがわかります。その結果、眼輪筋、(いわゆる涙袋)が少しずつ現れ始めています。
治療後1週間の写真11、12では目の下の腫れが引いてきたことがわかります。しかし、眼輪筋(いわゆる涙袋)のむくみはまだ残っており、右目のほうがやや大きくなっております。このむくみはあと1週間程度で少しずつ引いてゆくでしょう。
治療後18日目の写真14-16をご覧下さい。眼輪筋、”いわゆる涙袋”のむくみもかなり取れてきました。このむくみは治療後4週間でほぼ正常にまで戻ります。治療前の写真と比較すると、顔に占める目の大きさが増し、顔が若々しくなりました。
治療後一ヶ月の写真17-20を観察すると、治療後しばらく生じていた眼輪筋(いわゆる”涙袋”)のむくみも取れ、治療結果として満足のいく所まで到達したと言えます。
治療にはある程度の腫れやむくみは伴いますが、これらの症状は約一ヶ月で必ず落ち着きます。


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目の下のくま・たるみ 症例-24

20歳 女性

経過
10代から存在する目の下内側から真ん中にかけて存在する“目の下のくま”が気になる患者様です。これまでいろいろなスキンケア治療をおこなってきましたが、目の下のくまはいっこうに改善されなかったとのことです。例えば、あるクリニックでの診断はいわゆる“血行不全によるくま”との診断で、血流改善のための治療をおこなってみましたが、著しい効果は無かったとのことです。さまざまなクリニックの治療をインターネット上で検索し、当クリニックを見つけて今回治療効果の有無についてカウンセリングにお越しいただきました。

診察
若年でありながら、確かに目の内側から真ん中にかけて色素沈着が主体となる“目の下のくま”を認めます。
この症例(写真1~4)は目の内側から真ん中にかけて存在する軽度の脂肪が目の下の色素沈着を濃く見せている典型症例です。目の内側から下方にハの字に伸びるラインは、いわゆる“ゴルゴ線”と呼ばれるあまり好ましくないものですが、このラインも目の下の脂肪が原因でやや目立っていると言えます。
患者様にはこの治療はあくまで過剰脂肪を適切に除去することで、現状よりも改善させるこであって、決して色素沈着自体を改善するのではないことを説明しました。その上で、治療を望むか確認したところ、治療を希望するとのことでした。
従って、この患者様には目の裏からのアプローチによる目の下の脂肪除去と、皮膚たるみ改善術を行うこととしました。

治療結果の評価
治療直後の写真5、6では脂肪除去量が軽度なため、明らかな改善効果をこの時点では認めていません。局所麻酔剤に含まれている血管収縮剤のため、目の下が白くなっている以外に主な変化は認めていないように見えます。
しかし、治療後1日目(写真7、8)治療後2日目(写真9、10)、治療後3日目(写真11、12)を見るとわかりますように、日を追うごとに腫れが引き、症状の改善が認められています。治療後3日目にはすでに眼輪筋(涙袋)が現れ始めていて、良い結果が出ることが予想されます。
治療一週間後(写真13、14)ではほぼ結果が落ち着き、治療前に存在した濃く強調されていた目の下のくまは、脂肪除去によって皮膚が平らになるので、色素沈着が目立たなくなりました。さらに、目の下の皮下組織を前に持ち上げて脂肪を除去したので、目の下の皮膚のたるみが改善し、涙袋がはっきりした分、目が可愛らしくなった印象もあります。
確かに、治療前と比較しても完全に色素沈着が改善してはおりません。しかし、客観的に色素沈着が幾分か目立たなくなっただけでも本人は大変満足されており、“あとは化粧をしたらばっちりです。”とのコメントを頂きました。
この治療は目の下のくま、たるみ治療として、決して完璧だとは思いません。また、このような若い女性に対して、この治療を行うのはやり過ぎという意見もあるかもしれません。しかし、傷跡を残すことが無いこと、目に対する安全が保証されている限り、それは過剰治療とは言えません。むしろ本人のコンプレックスが解消されるのであれば、適切な治療と言えます。
治療後の写真のように、客観的にある程度症状が改善し、本人が満足していただけるのであれば、この治療の価値はあると判断しております。
治療後1ヶ月の写真15~18を観察すると、治療後1週間後にやや腫れていてたいわゆる”涙袋”(眼輪筋)は正常レベルまで戻ったと言えます。
今回の治療摘出した脂肪量を見るとわかるように、通常の3分の1程度と少量です。しかし、本人の悩みであっための目の下の内側から真ん中にかけての黒っぽい色素沈着は改善したと言えます。
この治療は色素沈着を取り除く治療でありませんが、目の下が平らになったことで明らかに色素沈着が目立たなくなったのです。さらに目の下の脂肪を除去する際に、皮下組織に刺激を与えることで目の下の皮膚をリフトアップさせることに成功しました。この目の下の皮膚リフトアップも効果もこの治療の重要な効果と言えます。


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目の下のくま・たるみ 症例-25

21歳 女性

経過
数年前から目の下のくま、たるみが気になりだした。 “目の下のくま”をとるクリームをしばらく塗ってみたものの、全く改善せず、当クリニック受診されました。他院での診察、治療をこれまで受けた事はない。

診察
症例写真-1、2、3、4のように、両側の目の下の内側目頭側から真ん中にかけて軽度の脂肪脂肪蓄積を認めます。
脂肪蓄積のみならず、目の周囲には軽度の色素沈着も認めます。目の下の脂肪の影響で、脂肪のある部分の色素がより濃く見える典型的な“目の下のくま”の症例です。色素沈着は左側でより目立ちます。

治療方針
年齢が若く、目の下の脂肪量(ボリューム感)もまだ少ない。しかし、目の下の色素沈着およびたるみが気になるのであれば、目の裏からのアプローチによる脂肪除去によって、“目の下のくま、たるみ”が改善できると判断しました。
さらに、現在はこの問題が軽度でも、加齢とともに悪化してゆくことを説明したところ、患者様は治療を希望しましたので“目の下のくま、たるみ”の悪化に対する予防を含めて、この治療を行うこととしました。

治療後の評価
治療直後の写真-5,6では、局所麻酔の影響で両目の外側が白色化しています。この影響は治療後1時間程で少しずつ解消します。内側から皮膚色が戻り、やや黒っぽく見えますが、外側の皮膚色が戻ると、”目の下のくま”が改善することが予想されます。
治療5日後の写真-7,8,9,10では目の内側から真ん中にかけての”目の下のくま、たるみ”が改善していることがわかります。目の裏からの侵入は眼輪筋(いわゆる'涙袋')から行うため、治療後1週間程度は写真-11,12のように‘涙袋’のむくみが起こりますが、このむくみは時間とともに解消します。涙袋は、写真-11,12のようにやや微笑んでもらうと、強調されて見えます。目の下の脂肪を除去したことで、今後この涙袋が以前より目立つようになります。涙袋は、微笑むときに現れる目の特徴で若さや明るさを印象づける表情にとってプラス要因となります。このため、涙袋が現れることは好まれることが多いです。
治療5日後の写真を見てわかるように、この患者様の残りの問題は色素沈着ですが、この点に関しては今後スキンケア(ビタミンC、プラセンタの超音波およびイオン導入等)を定期的に行うと、改善することが期待できるでしょう。
治療後3ヶ月の写真13-16の写真を見るとわかるように、眼輪筋(涙袋)の腫れもほとんどなくなり、ほぼ症状が固定したと言えます。
この患者様の治療前の目の下のくま、たるみは軽度でしたが、これらの写真を見るとおわかりのように、皮膚に傷跡を残すなどの危険性が全くなく、安全に目の印象がアップ出来るのがこの治療の人気の秘訣と言えます。


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目の下のくま・たるみ 症例-26

24歳 女性

経過
目の下のくま(写真−1矢印のような目頭から骨のラインに沿ったくま)について数年前から悩んでいました。他院を受診したところ、ヒアルロン酸の注入を勧められました。もう少し検討するとの事で、他院での治療をその時は見合わせました。ホームページで当クリニックを知り、再度同様の問題に対してカウンセリングのために受診されました。

診察
症例写真—1~4のように、目頭から斜め下方向に向かって、直線上の“目の下のくま”が目立ちます。写真−2を良く観察すると、両側目の下の内側から真ん中にかけて軽度の脂肪蓄積と色素沈着を認めます。

治療方針
年齢が若く、目の下の脂肪量(ボリューム感)は少ない。目の下の色素沈着を軽減させたいのであれば、目の裏からのアプローチによる脂肪除去治療が有効であると判断しました。しかし、目頭から直線上に伸びる“目の下のくま”は骨のラインが浮き出ているせいなので、このライン上にヒアルロン酸を注入することにしました。

治療後の評価
治療直後の写真5、6では局所麻酔の影響のため、白っぽく見えます。両側内側から真ん中にかけて脂肪が除去されたため、その部位が平坦になっていることがわかります。治療翌日の写真7、8では目の下の腫脹が認められます。特に右側でやや赤く腫れているのがわかります。
治療二日目の写真9、10のように、腫脹、赤みはすでに解消されているのがわかります。患者が24歳と若いことと、元来、目の周りの治療の回復は迅速であることから、このように短期間で自然な状態に近づきます。治療後7日後の写真11~14は目頭から直線上に伸びる“目の下のくま”にヒアルロン酸を注入後に撮影しました。この“くま”もヒアルロン酸によって、目立たなくなっています。患者様本人は眼輪筋(涙袋)が現れたことと“目の下のくま”が解消した事で非常に満足されています。
写真15のように除去された脂肪量は少ないが、その大小に関わらず、脂肪除去による“目の下のくま”改善効果は多くの場合で期待できます。この患者様で特徴的なのは目頭から直線上に伸びる“目の下のくま”でしたが、今回はヒアルロン酸で解消されました。目の下に注入したヒアルロン酸の吸収速度は遅いこと、そして脂肪除去によって皮膚への力学的作用点が変わるため、一度のヒアルロン酸注入で半永久的に“くま”が改善されることも少なくありません。
治療後一ヶ月が経過しますと症例写真15~18のように、腫れはほとんど認めず、自然な仕上がりとなります。ご本人はいわゆる”涙袋”(眼輪筋)が現れるようになり、前々から気にしていた目の下の悩みから解放され、大変満足して頂いています。


採取した脂肪


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目の下のくま・たるみ 症例-27



採取した脂肪

44歳 女性

経過
約10年前より目の下のたるみが気になっていました。さほど目の下のくまは気になっていません。
当クリニック受診の結果、目の下に過剰脂肪を認めました。皮膚のたるみやしわはなく、目の裏(結膜面)からの脂肪除去治療を行いました。 この患者様は同時に目の上の皮膚の弛みに関する治療を希望しましたた。診察の結果、目の上の皮膚のたるみは軽・中程度でした。ご本人も余剰皮膚切開法を用いてまでこの症状を改善する意志はなかったので、二重埋没法による簡易的治療(プチ整形)を行いました。

結果に対する評価
この症例では過剰脂肪による"目の下のたるみ"が気になりました。皮膚が厚いため、"目の上のくま"はさほど気になりません。 40代によく見かける典型的な目の下のたるみの症例で、老けた感じに見えます。この場合でも過剰脂肪を取り除いただけで著しい改善を認めました。
目の上に関しては、簡易的な方法(埋没法)で十分な効果が得られました。この効果は少なくとも数年続きます。さらに進んだ目の上の余剰皮膚切開法は、その時点で考慮に入れると良いでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-28

26歳 女性

経過
他科にて二重埋没法を行ったことがあるが、その幅をもう少し広げたいとの意志で当クリニックに来院されました。さらに、目の下のくまを少しでも改善したいとの希望をもっていました。

診断
二重幅は適正であったため、その幅はこれ以上広げる必要は必ずしもないと助言しました。ご本人も納得し、二重の修整は行いませんでした。
目の下のくまに関して診察した所、客観的に見て現時点でさほど気にはなりませんでしたが、目の裏からの過剰脂肪除去により、症状は改善出来ることを患者様に説明しました。患者様が治療を希望したため、この治療を行いました。

結果に対する評価
目の下に存在した軽・中程度の目の下のくまを改善することが出来ました。この症例では全体の過半数(7・8割程度)の脂肪を除去しました。
このように目の下のくま、たるみの症状が軽・中程度の場合、治療の選択は患者様にお任せることが多いです。しかし、この治療法はこのような症例でもその価値は高いのです。なぜならば、この年齢で目の下の脂肪を除去しておくと、再びたるみとなることはないので、将来の目の下のくま、たるみへの予防となります。一生に一度の治療で済むので、早めに行った方がコストパフォーマンスが良いので決して無駄にならないのです。
当クリニックで掲載している症例写真の経過は比較的日が浅いものが少なくありません。
しかし、この症例写真17-20のように1年4ヶ月が経過した方の写真を観察しても、大変調子が良い事がわかります。
世間では”脂肪の皮膜を糸で縫い合わさなければ再発します。”とか、”目の下の脂肪を除去しても時間の経過とともに目の上の脂肪が目の下に降りてきてまた再発します。”と言った根拠の無い俗説が流れているようです。しかし、この症例のように長期経過を観察すると、これらの俗説が誤りであることが明らかになります。
では、3~5年ともっと時間が経過した場合はどうなるのでしょうか?医学を勉強された医師たちの間では常識ですが、一年以上変化の現れなかったものが、数年後に突如変化を起こすようなことは決してありません。ですから、この治療結果は長期的に見ても優れていると言えます。
治療2年後の写真-21,22を観察すると、目の下の経過は良好です。


採取した脂肪


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目の下のくま・たるみ 症例-29

31歳 女性

経過
約一年前、他院にて目の裏から目の下のくま、たるみ治療を行かれたそうです。以前よりも症状は改善したそうですが、もう少し良くなるかどうかについて相談のために来院されました。

診察
目の下の脂肪量:少量(過去に摘出経験あり。) 右>左
蒙古ひだ:なし。
眼球突出:なし。
身体所見上:異常なし。
過去の治療経験:目の裏から目の下のくま、たるみ治療(他院にて1年前)

治療方針
治療前写真-1~4を観察すると、やや赤みを帯びた目の下のくまが存在します。過去に他院で治療を受けているので、目の下のくまの症状は軽度です。ご本人は少しでも現在の症状が改善するのであれば治療を希望されています。この症例の場合、目の下のくまがさらに改善される可能性が残されていると判断し、再治療を行うことにしました。

治療後の評価
治療直後の写真-5,6を見ると、再治療の影響で、通常より若干腫れが目立ちます。特に左目にその傾向が強いようです。
治療翌日の写真-7,8でもその傾向は認められます。
治療1週間後の写真-9,10では、まだ目の下全体のむくみが目立ちます。
しかし、治療1ヶ月後の写真-11~14を観察すると眼輪筋部(いわゆる“涙袋”)のむくみがありますが、目の下のくまは治療前に比べると目立たなくなりました。“涙袋”のむくみはさらに1~2ヶ月経過すると落ち着くでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-30

24歳 女性

経過
目の下のくま、色素沈着の治療についてカウンセリングに来られました。これらの症状は数年前より目立ち始めたとのことです。

診察
目の下のくま:色素沈着あり。
目の下の脂肪量:少量 右=左
蒙古ひだ:なし。
眼球突出:なし。
身体所見上:特に異常なし。
治療経験:半年前に目の下の眼輪筋(いわゆる“涙袋”)へのヒアルロン酸注入。

治療方針
写真1-4を観察すると、目の下に色素沈着が存在します。年齢が若く、過剰脂肪はさほど目立ちません。この脂肪が目の下のくまを強調させている可能性があります。
この症例はハイドロキノン、ビタミンCローションの塗布などのスキンケア治療が優先となります。
この患者様は当クリニックホームページを見て、“少しでも目の下の改善が期待できるのであれば、外科的治療を受けたい。”との強い希望がありました。
この症例の目の下のくま、たるみ治療は“目の下のくまをを出来るだけ改善するために行うが、根本的に解決する治療ではない。”ことを十分納得していただいた上で行いました。

治療後の評価
摘出した脂肪量は少量です。治療直後の写真5を見ると、局所麻酔の影響で目の下の眼輪筋(いわゆる“涙袋”)のむくみが目立ちます。このむくみは通常よりも目立ちます。それは数ヶ月前、“涙袋”に注入したヒアルロン酸の影響と思われます。
治療3ヶ月後の写真7、8を見ると目の下の膨らみは取れ、目の下のくまは以前より目立たなくなっています。
しかし、目の下の色素沈着は存在しています。この色素沈着は今後ハイドロキノン、ビタミンCローションの塗布などのスキンケア治療を行って症状を改善すべきでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-31

22歳 女性

経過
目の下の軽度の色素沈着(目の下のくま)の改善を目的に来院されました。ご本人曰く、「目の下のくまは、体調や時間によって変化し、疲れてくるとひどくなる。」と訴えられております。当日撮影した治療前の写真をご本人と確認したところ、前日に良く寝たせいか、この写真の目の下くまはあまり目立たない状態であり、普段はもっと目立つとのことでした。

診断
症例写真1~4を見るとわかるように、さほど目立つタイプの目の下のくまではありません。年齢が22歳と若く、たるみの要素は少ないようです。しかし、目の下の色調や斜めからの写真を良く観察すると、少量であるが目の下で前方に膨らむ過剰脂肪の存在を認めます。正面の写真でやや赤黒く見える、目の下のくまの原因の一番大きな要因は、やはりこの過剰脂肪であると判断しました。

治療方針
この症例は軽症な目の下のくまです。治療方針としてはスキンケア(漂白作用のあるビタミンC、ハイドロキノンの塗布やイオン、超音波導入)が先行するべきです。目の裏からの脂肪除去は相対的適応であると判断しました。つまり、患者様からの要望がある場合は行うことにしております。 この治療が目の裏からのアプローチであるため傷を残す心配が無く、安全であること。 この症例の場合、目の裏からの過剰脂肪摘出によって、症状の大半が解消すること。 一度の治療で再び目の下のくまが出てくることはないので、将来、さらに目の下のくまが悪化することを予防効果があること。 上記の内容を患者様と相談したところ、この治療を強く希望されたため、目の裏からの脂肪除去治療を行うことにしました。

結果に対する評価
治療直後の写真5、6を見ると目の下に軽度にあった過剰脂肪が取り除かれ、眼輪筋(涙袋)が強調されて見えています。摘出された脂肪を見るとそれぞれ直径約3ミリと、通常のケースの約半分程度の大きさであることがわかります。
この患者様の場合、喫煙(10~15本/日)習慣があること、ダイエットをしているせいか、血液検査で貧血があることから、目の下に赤みが出る可能性があることを説明しておりました。
治療1日後の写真7、8を見ると、両目の下に治療直後よりもむくみがあることと、左目の下にやや赤みらしきものが観察されます。
治療2日後の写真9、10を見ると、前日の目の下のむくみや赤みはすでに改善してきています。
その傾向は治療3日後の写真11、12でも認められます。この後、この患者様は二重の幅を広げる治療を行う予定で、最終的に“ぱっちりとした目”の印象を獲得する予定です。
治療後2週間後の写真13、14では腫れはほぼ引き、この患者様の場合、目の下のくま、たるみの心配をする必要がまったくなくなりました。最初から明らかなくま、たるみが目立つ症例ではなかったものの、皮膚に傷をつけることなく治療が出来たことと目の印象が良くなったため、ご本人の満足度は大変高い結果となりました。
治療後3ヶ月の症例写真15-18をご覧になるとわかるように、目の下の状況は治療前より改善され、眼輪筋”いわゆる涙袋”がやや目立つようになりました。
この患者様の場合、年齢が若く、今回の治療の目的は将来の目の下のくま、たるみの予防の意味が大きいと言えるかもしれません。


採取した脂肪


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目の下のくま・たるみ 症例-32
・目の上の部分切開法による脂肪除去   ・埋没法による奥二重形成
・目の下の脂肪除去(目の裏から治療)



(1)治療前の写真ですが、目の上の厚みと一重の改善(控えめな奥二重を希望)、目の下のたるみ治療を希望してきた30歳の女性です。

久保医師のカウンセリング結果:
目の上には脂肪が普通より多く存在しています。目の下のくま、たるみはさほど目立ちませんが、全体的に目が脂肪に覆われていて目が小さく見えます。従って、この患者様には目の上の部分切開による脂肪除去、奥二重作成のための埋没法、それと目の下の脂肪除去(目の裏から)治療を施行しました。

(2)治療直後の写真です。二重の幅は麻酔のとその後のむくみの影響で若干差異がありますが、時間とともにそろってきます。この患者さんの場合、二重幅は6ミリと狭いため最終的には奥二重となることが予想されます。

(3)、(4)治療10日後にはすでに埋没法奥二重形成と目の上下の脂肪除去効果によって目の開きが良くなっているのがわかります。二重は奥二重のためはっきりとしませんが、彼女は控えめな性格なのでこの程度で満足されています。そのアップの写真から分かるように、目の下には脂肪を除去したおかげでしっかりと涙袋が現れています。彼女の場合、目の下のくま、たるみはこれで一生悩む必要はなくなりました。

(5)~(8)治療後、ほぼ一年が経過しました。治療前に比べて、顔に占める目の割合が大きくなったことがわかります。
患者様に治療1年後の話を聞くと、”目が軽くなった。視界が広がった。周りから綺麗になったねと言われた。”というように良いコメントを頂くことができました。治療を行った私の印象としてはこの治療を行った後、時間が経過すればするほど、患者様の顔にこの治療の結果が馴染んでゆくと思っておりいます。
この患者様の場合も同様で、顔全体が以前と比べて明るくなったと言えます。これは本人が目の周りの治療を行って、コンンプレックス を改善した結果、自分に自信がつき、顔の表情全体が生き生きとしたからなのでしょう。
(9)(10)治療2年後の写真を見ると目の上下のたるみ治療の結果が安定したことがわかります。この効果は永続的に続くでしょう。


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目の下のくま・たるみ 症例-33

24歳女性

経過
数年前より、目の下の色素沈着を気にされていました。二重治療についての相談もかねて、当クリニックに来院されました。

診断
両側、目の下に色素沈着を認めました。いわゆる“目の下のくま”が存在しました。
目の下の色素沈着に関してはスキンケア治療(ビタミンCローション、ハイドロキノン塗布やケミカルピーリング及びビタミンC、プラセンタのイオン導入等)にて改善することをお勧めしました。
上まぶたは一重でしたので上まぶたの治療は埋没法による一針縫合(プチ二重)にて控えめな二重とすることにしました。
患者様は目の印象を全体的に良くする治療について詳しく聞きたいと尋ねられた為、目の裏からの脂肪除去による治療法について説明しました。この治療法は将来の目の下のくま、たるみの予防になること、傷跡が残るようなリスクが皆無であることをお話したところ、是非この治療を受けたいと申し出られました。

結果に対する評価
上まぶたに対する埋没法(一針)と目の下の脂肪除去治療により、全体的に目の印象が良くなっていることがわかります。上まぶたの二重は奥二重になっており、控えめで自然な仕上がりとなっています。目の下の脂肪除去により眼球のあるスペースに余裕が出来、治療前より目の開きが良くなっていることもわかります。
治療前からある目の下の色素沈着は依然存在するため、今後スキンケア治療を積極的に行う必要があります。

治療以前に比べると目の印象がかなり良くなったことがわかります。この患者様の写真を見るとわかるように、目の下から余計な脂肪が取り除かれたため、目の開きが画期的に良くなり、表情が明るくなり、美人度が増したと評価されます。
この効果は前回写真を撮影した治療後4ヶ月あとよりもさらに良くなった状態で定着しました。彼女は基本的にずっとこのままの、”ぱっちり”とした目の印象で過ごしてゆくことが出来るでしょう。
依然として両目下に茶色い色素沈着を認めますが、これはスキンケア治療によって改善できると思われます。
治療2年後の写真-17,18を観察すると、治療1年後の状態とほぼ変化がなく、症状が安定していることがわかります。


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目の下のくま・たるみ 症例-34

30歳 女性

経過
この患者様は、もう少し目の開きを良くしたいという希望で当クリニックに来院しました。
患者様の目は奥二重であったので、目の開きを少しでも良くするために、二重埋没法治療を行い経過良好でした。
その後、患者様はさらに目の印象を良くしたいという強い要望されました。目の下のくま、たるみに関して、ご本人はあまり気にしていませんでしたが、当クリニックのホームページに“目の下の過剰脂肪を除去すると、目のスペースが広がるので、目の開きが良くなります。”というコメントを見て、この治療を希望されました。

診断
この患者様の場合、皮膚が厚いため、明らかな目の下にくま、たるみは認めません。しかし、過剰脂肪は存在しており、この過剰脂肪を摘出することにより、目の開きをある程度改善することは可能と判断しました。
患者様と良くカウンセリングを行った結果、「目の印象が良くなるのであれば、是非この治療を受けたい。」との強い希望があったので、目の裏からの過剰脂肪除去を行いました。

結果に対する評価
治療前の写真1、2では明らかな目の下のくま、たるみを認めません。
しかし、治療直後の写真3、4を見ると、すでに目の開きが改善されたことがわかります。それは上下まぶたの間にある白目の範囲を比較すると、治療直後の方で白目の範囲が広がっています。
治療6ヶ月後の写真5、6を見ると、目の下のくま、たるみが全く現れていないことは当然のこととして、治療前より目の印象が良くなっていることが分かります。
この患者様の場合、目の裏からの過剰脂肪を摘出する治療は必ずしも必要ではないのかもしれません。患者様に目の下のくま、たるみの治療ではなく、あくまで目の印象を良くする(目の開きを良くする)治療であることを十分に理解していただく必要がある。それでもこの治療を希望する場合、目の下に過剰脂肪の存在が確認できれば、この治療を行って良いかもしれません。なぜなら、目の裏からアプローチする限り、患者様に明らかな傷跡などの後遺症を残す可能性が皆無だからです。
この写真は私が以前勤務していたクリニックで3年前に行った症例であることをお断りしておきます。
治療後3年目の写真7、8です。
当クリニックホームページの症例写真は比較的新しい症例が多いが、この写真は目の下の治療後3年が経過したものです。3年が経過しても、目の下のくま、たるみはまったく認められず、この治療効果が安全で確実なものであることを示しています。
治療4年後の写真-9,10を観察すると、目の下の状態に特に変化はなく、順調であることがわかります。


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目の下のくま・たるみ 症例-35
M・Tさん




採取した脂肪


25歳 女性

経過
友人にいつも「目のくま、ひどいね。疲れているようだけど、大丈夫?」と言われることが多い。患者様本人の自覚として、いつもそれほど疲れているわけではないらしい。だが、患者様は自分が実際の年齢より老けて見えるのも、目の下のくまのせいだと思い、当クリニックに来院されました。

診断
治療前の写真を見るとわかるように、矢印の位置に明らかなくまを認めます。よく観察すると、このくまの原因は色素沈着と目の下の過剰脂肪が原因です。色素沈着もその原因と判断する手がかりとして、この患者様の場合、目の上に色素沈着を認めます。目の上に色素沈着がある場合、目の下にも色素沈着があることがほとんどです。しかし、目の下のくまとなって見える大方の原因は目の下にある過剰脂肪です。従って、色素沈着の治療をする前に目の裏から過剰脂肪を摘出することが、より効果的な治療となります。この患者様の場合、目の周りの色素沈着が過剰脂肪により、くまっとなって現れている典型的なケースですので、目の裏かの過剰脂肪摘出治療を行いました。

結果に対する評価
治療直後の写真を見てわかるように、目の下の過剰脂肪を摘出したことにより、色素沈着が強調されていたせいで認められた目の下のくまは随分と目立たなくなりました。治療4日後の写真はファンデーションを塗っているために、正当な評価は出来ませんが、ご本人曰く、「化粧で十分隠せるほど、薄くなったので満足している。」とのことでした。
この患者様の場合、目の下のくまの原因を分析すると、おおよそその8割が目の下の過剰脂肪、残りの2割が色素沈着です。そうであれば当然治療の選択順位として目の下の過剰脂肪除去が選ばれます。残りの2割の原因(色素沈着)は、目の下の過剰脂肪摘出後、ある程度時間が経ってからスキン・ケア治療を行うと良いでしょう。効果的なスキンケア治療として、ビタミンC内服、ビタミンCローション、ハイドロキノン外用、ケミカルピーリング、イオン導入(ビタミンC、プラセンタ)プラセンタ注射などが上げられます。これらの治療を根気よく続けると、色素沈着は少しずつ薄くなることが多いです。


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目の下のくま・たるみ 症例-36
R.Nさん


45歳 女性

経過
目の下のくま、たるみの改善を求めて当クリニックに来院されました。

診断
目の下に中等度の過剰脂肪の蓄積を認めました。脂肪量は左側が右側よりやや多い。
結膜面からの過剰脂肪除去治療の適応と判断し、治療を行いました。

結果に対する評価
40代半ばの女性がこの治療を受ける頻度が最も高いようです。
本来であれば、30代前半に治療を行うと、治療後の回復が良好ですが、この年代でも結果はおおむね良好です。ここで、年齢について述べたのは、治療直後の写真を見てもわかるように、少し目の下がくぼんだように見えます。これは加齢による皮膚の弾力性の低下が原因です。しかし、このくぼんだ感じも時間とともに改善し、治療5日後、2週間後の写真を観察するとわかるように、ほぼ平坦となります。


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目の下のくま・たるみ 症例-37

53歳 女性

経過
約10年前、他院にて皮膚切開法による目の下のくま、たるみ治療を受けました。治療後、目の下のしわは改善したものの、目の下のくまはあまり変化がなかった。患者様はその後、この症状はご本人が思うに、“どうすることもできない。”とあきらめていました。しかし、患者様の娘さんがCUVOにて目の下のくま、たるみ治療を行い、満足のゆく結果となったため、患者様は娘さんに紹介されて当クリニックに来院されました。

診断
両目下睫毛の直下に10年前に行った治療による切開線の瘢痕を認めました。目の下のくま、たるみは治療前の写真を見ると明らかに存在しており、この状況は歳を追うごとに悪化しているとのことでした。
10年前の治療では皮膚切開のみを行い、目の下の過剰脂肪を十分に取り除いていませんでした。皮膚のしわ、たるみは軽度であり、本人も再度皮膚切開による治療は望まず、“今より良くなるのであれば、切らない治療を希望する。”とのことでした。
現状より状態を良くすることは十分可能と判断し、目の裏からの過剰脂肪除去治療を行いました。

結果に対する評価
前回の治療で、目の下のくま、たるみの原因となる過剰脂肪はほとんど取り除かれていなかったためか、治療中、中等量の脂肪を摘出しました。治療直後の写真を観察すると、若年層と比較すると、50代の女性は皮膚の弾力性がやや失われつつあるため、両目の下のくぼみがやや気になります。また腫れも通常の患者様と比較するとやや目立ちます。
治療5日後の写真は、残念ながら化粧をしているため、正当な評価が下せません。
しかし、お化粧の影響を差し引いたとしても、目の下のくまの特徴である左右対称の黒いライン(治療前写真の矢印)が薄くなっていることがわかります。ご本人の満足度も高く、治療の効果は十分に得られたと言えます。


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アイデザイン 症例-1

25歳 女性

1)目の下のくま、たるみ治療
    (2007/4/25)
2)目頭切開法、二重切開法
    (2008/8/25)

解説
このモデル女性は、写真-1,2で示される“目の下のくま”を気にされて、当クリニックに来院されました。そこで、目の下のくま、たるみ改善治療を行いました。(目の下のくま、たるみ症例-14)
その後、このモデル女性から、“もう少し目が大きくならないか?”との相談を受けました。治療1ヶ月後の写真-3,4を観察すると、目の下のくま、たるみは改善しましたが、顔全体における目のバランスがやや小さい印象を与えます。そこで、目頭切開、目の上二重切開法を行いました。
治療1週間後の写真-5,6を観察すると、治療前に比べて目の印象が改善された(目が“ぱっちり”した)ことがわかります。
当クリニックでは、傷跡が残らない必要最小限の施術で、適切な効果が得られることを最優先にしております。
現状より状態を良くすることは十分可能と判断し、目の裏からの過剰脂肪除去治療を行いました。


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二重まぶたのプチ整形-埋没法-1,2
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二重まぶたのプチ整形-埋没法-症例-3

25歳 女性

経過
二重の幅を広げる目的で来院されました。

身体所見上
異常なし

過去の治療経験
なし

治療方針
治療前写真-1、2の二重幅をそれぞれ2ミリ広げるために埋没法を行うことにしました。

治療後の評価
治療直後の写真-3,4では特に大きな腫れも認めず、治療が適切に行われたことがわかります。
治療1週間後の写真-5,6を観察すると、埋没法を行った部分の上瞼がややむくんでいるのがわかります。このむくみは今後1~2週間で落ち着くでしょう。


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目頭切開 症例-1
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目頭切開 症例-3

20歳 女性

経過
目頭切開を希望して当クリニックに来院されました。

診察
目頭間距離:約39ミリ
目の横幅:約34ミリ
蒙古ひだ:なし
眼球突出:なし
身体所見上:異常なし
過去の治療経験:なし

治療方針
両目横幅と目頭間距離は、3等分されるとバランスが良く、美しいとされます。
写真-1を見るとこの患者様の場合、目頭間距離が39ミリで、目の横幅よりもやや長くなっています。したがって、目頭を約2ミリずつ切開し、両目の横幅と目頭間距離がそれぞれ約36ミリになるように治療します。

治療後の評価
治療直後の写真-3を見ると、目頭切開部位にやや赤みと白い縫合糸が見えます。切除された皮膚はごくわずかです。
抜糸時に撮影した治療5日後の写真-5を見ると、目頭切開治療によって目頭間距離が約36ミリにまで短縮し、その分、目の横幅がそれぞれ約2ミリずつ延長しました。この結果、目のバランスが良くなり、目が大きく見えるようになりました。目頭切開部位にやや赤みが残っていますが、この赤みは治療後2~3週間でほぼ消失するでしょう。
当クリニックで行う目頭切開法の優れた点は、従来まで行われてきた方法に比べ、傷口がほとんど目立たないことです。美容目的の治療の場合、傷跡は出来るだけ残らないほうが好ましいからです。


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