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KDDIが.NET対応の携帯電話、アプリ開発期間を数分の1に

写真●KDDIの法人向け携帯電話「E05SH」(左2機種)と「E06SH」(右)
写真●KDDIの法人向け携帯電話「E05SH」(左2機種)と「E06SH」(右)
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 KDDIは2009年1月21日、.NET Frameworkに対応した法人向け携帯電話「E05SH」を4月に発売すると発表した(写真左2機種)。携帯電話プラットフォーム「BREW」上で、.NET Frameworkのランタイム「.net by au」を動作させる。「既存のBREWよりもソフト開発者が多いうえ、ライブラリの活用で開発そのものも容易になる」(KDDIソリューション商品企画本部の中島昭浩モバイル商品企画部長)という。

 E05SH上で動作するランタイムは、パソコン版.NET Frameworkの一部。GPSでの位置測位など携帯電話機能特有のAPIも利用できる。ソフト開発はVisualStudioなどの開発環境を使い、C♯でのプログラミングが可能だ。ライブラリを活用することで、従来のBREWアプリケーションに比べて数分の1のコーディング量でソフトを開発できるという。

 .NETアプリケーションではKDDIによるソフトの検証が必要ない。ソフト開発者は作成したソフトを即座にかつ自由に配布できる。従来のBREWアプリケーションではKDDIによるソフトの検証が必須。さらにKDDIが指定するダウンロードサーバーへの登録が必要だった。そのため、開発から配布までに時間がかかった。

 価格はオープン。数万円という水準になる見込みだが「法人には端末からソフト開発、保守、回線までトータルに提供するため、1端末当たりいくらという値付けはできない」(小林昌宏ソリューション商品企画本部長 )と詳細の公表は控えた。

 拡張機能やバリエーション機種の予定も同時に発表した。今年夏、E05SHの機能拡張カードを発売して、構内PHSと無線LANに対応させられるようにする。同時にバリエーション機種としてバーコードリーダーを搭載した「E06SH」を発売する(写真右)。機能拡張カードはE05SHを内線電話として使えるようにするのが主目的。E06SHは主に物流業のハンディターミナル置き換え需要を狙う。「ヤマト運輸とはE06SHを検討する話が進んでいる」(山本泰英FMC事業本部 FMC推進本部長)。

(白井 良=日経コンピュータ)  [2009/01/21]
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