２６年前に自殺した俳優の沖雅也さんの養父として知られる日景忠男被告が、覚せい剤取締法違反の罪に問われた裁判で、東京地裁は１年２か月の実刑判決を言い渡しました。

　会社役員で俳優・沖雅也さんの養父として知られる日景忠男被告は、去年１０月、東京・新宿区の自宅マンションで覚せい剤０．１０７グラムを所持したほか、覚せい剤を使ったなどとして覚せい剤取締法違反の罪に問われています。

　２３日の判決で東京地裁は、「日景被告は覚せい剤事件で執行猶予付き判決を受けたにもかかわらず、暴力団関係者から覚せい剤の品定めを頼まれた事がきっかけとなり、今回の事件に及んでおり、規範意識の鈍さや覚せい剤への依存性も懸念される」として、日景被告に１年２か月の実刑判決を言い渡しました。

　日景被告は１９８３年に飛び降り自殺した俳優・沖雅也さんが「涅槃で待つ」と遺書を残した相手で、沖さんの養父として知られています。（23日15:59）