新宿区の障害者就労支援団体の元嘱託職員が団体の経費2800万円を私的に流用していたとして、この団体は業務上横領で元職員を刑事告訴しました。
業務上横領で警視庁牛込署に刑事告訴されたのは、障害者の就労支援を行っている新宿区の外郭団体・障害者就労福祉センターで経理を担当していた53歳の女性の元嘱託職員です。
新宿区によりますと、この職員は領収書の日付や金額を書き換えたり架空の請求をでっちあげ、団体の口座から金を引き出すなどして3年前から昨年の9月までの間に団体の経費2844万円を私的に流用していたということです。この職員は、去年の11月に懲戒解職となっています。
職員はすでに全額を返済していますが、私的に流用した金は個人のサイドビジネスに使ったと話しているという事です。新宿区では「外郭団体の不正経理防止策を徹底し、1日も早い区民の信頼回復を目指す」としています。(23日17:57)