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「千日前クラシックロール」連日完売の人気に−新しい「なにわ名物」目指す
(2009年01月23日)
千日前の純喫茶「千日前パーラー」(大阪市中央区千日前2)で販売している「千日前クラシックロール」が連日完売の人気商品になっている。
同店は、明治後期から昭和初期にかけて千日前かいわいが興行や歓楽の名所として栄えた「楽天地」をイメージした喫茶店で、昨年10月にオープンした。運営する「きむら菓子製作所」(生野区)は「巽神社ロール」「銀紙屋ロール」などのスイーツ製造・販売を手掛けている。千日前クラシックロールは、同店オープンのきっかけとなった土産物店「いちびり庵」の関係者と同社とが地域活性化のために新しい「なにわ名物」を作ることで一致、同社が得意分野とするスイーツの開発に当たった。
ロールケーキは、バタークリームをしっとりとした生地で包んだ。バタークリームはしっかりとした歯応えがあるが、徐々に甘さが口の中に広がり、懐かしい味を思い起こさせる。「千日前が楽天地として栄えた当時、よく食べられていたバターケーキのようなハイカラな食べ物をよみがえらせたい思いがあった。店のコンセプトに合わせて作った」と責任者の木村彰宏さん。「無添加で、おいしいものを安く提供しよう」(同)と、販売価格は1本880円に設定した。
同店が入居するビル1階の「いちびり庵 なんば店」横で販売する。「1日50〜100本程度製造しているが、最近では開店直後に売り切れてしまう」と木村さん。購入客からは「おいしかった。もう一度食べたい」などと感想が寄せられているという。鉄道駅構内や百貨店の催事でも販売、木村さんは「口コミで徐々に広がってきている。電話での問い合わせや予約もいただいている」とその手応えを感じている。
今後の展開について、木村さんは「店舗での販売だけでなく、東京や名古屋などで開かれる催事でも販売し、千日前を多くの人に知ってもらえれば」と抱負を語る。
営業時間は11時〜19時。問い合わせはきむら菓子製作所(TEL 06-4306-0808)まで。
千日前クラシックロールのパッケージも店のイメージにあったものに(関連画像)大正ロマンあふれる純喫茶「千日前パーラー」−楽天地をイメージ(なんば経済新聞)大阪版「モノポリー」販売開始−世界チャンピオン参加し店頭イベント(なんば経済新聞)そごう心斎橋本店にチーズケーキファクトリー−大阪に再出店(なんば経済新聞)千日前パーラー
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