臨床研修制度について初の意見交換―日病協
日本病院会など11団体でつくる「日本病院団体協議会」(日病協、議長=山本修三・日病会長)は1月23日に代表者会議を開き、日病協としては初めて、新医師臨床研修制度についての意見交換を行った。会議後の記者会見で山本議長は、「こういう問題を取り上げて検討しようというコンセンサスがあったので、これからも議題に上って検討するようになると思う」と述べ、これから議論を深めていく方針を示した。
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入院基本料、根拠に基づいて算出を−日病協が提言 記者会見で山本議長は、「11団体集まっているので、議論は非常に難しいのかなと思い、意識的ではなかったが、これまで特に議題に上がったことはなかった」と説明。
今回、昨年末に日病がまとめた臨床研修制度のアンケート結果を示したところ、出席者から「ここで議論すべきでは」との提案があったため、約15分の意見交換を行ったという。出席者からは、「スタートの議論が不足していた点を踏まえると、今きちんとした検証をするべきだ。それがないまま、(期間は)1年で良いという方向は違うのではないか」などの意見が出た。
山本議長は「臨床研修の問題というのは、単に研修だけで終わる問題ではなく、医学教育など全体にかかわるので、今日一歩進んで良かったと思う」と評価し、「やはり(会議が)1か月に1回なので、その都度いろいろな形で取り上げていきたい」と述べた。
更新:2009/01/23 17:41 キャリアブレイン
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