首相VS記者団

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二次補正、「2008年ていうと、平成何年です?」 1月23日午後6時50分ごろ~

 ◇行革工程表

Q:今日は行政改革など6問ほど、お伺いしたい。

A:6問。おおー。

Q:総理は甘利行革担当相に新たな行革の分野を探して着手するよう指示したようですが、どのようなことを具体的に思い描いているのですか。

A:ああいろいろ、覚えて、覚えていますけど、今この場で具体的に言うことはできません。

Q:新たな工程表をまとめる時期ですが。

A:ああ、なるべく早い方がいい。

Q:甘利大臣は春までにということを言っていましたが、総選挙の前までにメニューをまとめることを想定していますか。

A:総選挙は、9月までですから、別に春までの必要はありませんから、夏まで春までいろいろ言い方ありますから、総選挙というつもりで聞いておられるならば、なるべく早い方がいいとしか、言いようがありません。

 ◇内閣人事局

Q:内閣人事局の設置に向けた甘利大臣と人事院との折衝が難航しています。内閣としては、どのような覚悟で取り組むつもりですか。

A:あ、あう、なに、この、内閣人事局の話は極めて重要な制度改革の一端ですから、基本的には甘利大臣のところで人事局、人事院とやらせていただくということで、お覚悟で、どういう意味ですか。

Q:今、難航している訳ですが。今後はどういう風に進めて行くのですか。

A:そ、そ、そりゃあ、甘利担当大臣のところでやっておられる真っ最中ですから、私がどうのというような立場ではありません。

 ◇遠藤実さん

Q:本日、国民栄誉賞を受賞されました故・遠藤実さんなんですけれども、この遠藤実さんの功績についての総理のお考えをお聞かせ下さい。

A:ああ、この方の歌っていうのは、何? 昔からすごく幅広い方々に愛唱されている歌がものすごく多いんじゃないの? そういった意味では、何て言うんだろうね、歌詞で言やあ、昔っからの歌詞から言えば。あなたの世代じゃ生まれてねーんだろうから、あれだけど。「高校3年生」ぐらいが最初かな? うん、「星影のワルツ」なんてのも、結構、私らの世代で、もちろんですけれども、幅広く好かれた、好まれた歌が多かったんで、あのー、こういった方の歌が広く、うん、何? 歌われていた? っていうのがやっぱり遠藤実っていう人の実績として、「ああ、この歌もあの人の歌なのか」と思う歌、多かったんで、良かったんじゃないですかね。私はそう思いますけれども。

 ◇2次補正

Q:総理、日経です。

A:6問目? これ。

Q:5問目です。

A:あ、そう。はい。

Q:2008年度の。

A:2008年、はい。

Q:2次補正予算の件なんですけれども。

A:2008年ていうと、平成何年です?

Q:20年です。よろしいですか。二次補正予算なんですけれども、26日にですね、採決されるという見通しで、採決されるということで成立する見通しになりますけれども、それの受け止めを。

A:あのー、問題はそれよりもありますけれども、関連法案がありますからねえ。その、関連法案が通らないと、現実問題として実行に移せませんから。予算案は通った。だけどそれに関連する法案は通らないというのでは、実行することができませんから、まずは予算案が通るだけでは先が進んで行きませんので。実行していくために早く関連法案が通るというのが、大事なとこじゃ、ないかしら。

 ◇オバマ新大統領

Q:話はガラッと変わるんですが、先日就任したアメリカのオバマ大統領とですね、政策の面ではなくて人物像に限って見た時の総理とオバマ大統領の似ている点と似ていない点、総理はどうお考えでしょうか?

A:政策以外で、どうして会っていない人の人物評価、できると、僕は新聞記者じゃないから、想像でものを言う立場にありませんので、会ってない人の人物評価をすることはできません。

2009年1月23日

「首相VS記者団」とは
  首相に対するいわゆる「ぶら下がり」取材のやりとりをそのまま活字にして掲載しているものです。
 「ぶら下がり」とは、永田町に多く見られる取材方法の一形態で、記者団が取材対象者を囲み、立ち話形式でいろいろ質疑する、一種のミニインタビューのことです。少ない質問で短時間ながらもその時点で必要不可欠なことを聞き出す場として、通常の記者会見やインタビューとは差別化して使っています。取材対象が首相の場合は、ほとんどが首相官邸内で行われます。 続きを読む
 

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