2009年1月23日 19時17分更新
静岡市清水区の郵便局の客の口座からおよそ3000万円を不正に引き出し、窃盗などの罪に問われている元職員の女の裁判が開かれ、検察側は懲役6年を求刑しました。静岡市清水区の蒲原諏訪町郵便局の元主任の山口州子被告(53)は、平成14年1月から平成18年6月にかけて、郵便局の窓口の端末を不正に操作して客の口座からおよそ3000万円を引き出したなどとして窃盗などの罪に問われています。
23日、静岡地方裁判所で開かれた裁判で検察側は、「被告は他人の口座から金銭を引き出し車やパソコンなどを買っており自己中心的だ」と指摘しました。
そのうえで検察側は、「被告は、起訴されているおよそ3000万円だけでなく10年間にわたって1億円余りを盗んでいる。
信頼ある公務員という立場で犯行を繰り返したことは悪質だ」と述べ、山口元主任に懲役6年を求刑しました。
判決は来月20日に言い渡されます。