社会保険庁は23日、山形、兵庫両県の年金受給者計2人が死亡したと誤ってコンピューターに入力し、年金支給を止めてしまったと発表した。昨年12月支給分の年金が振り込まれなかった2人からの指摘で発覚、今月15日までに計93万円の年金を支払った。
委託業者2社が昨年10月、実際に死亡した別の2人の情報を入力する際、基礎年金番号を誤り、山形、兵庫の2人が死亡したことにしてしまった。12月にそれぞれ36万円、57万円が支払われるはずだった。
同7〜11月には2社を含む業者5社が、ねんきん特別便の再送付などを求めた9人の年金記録を誤って別人に郵送。社保庁は記録を回収して謝罪した。